・・・此処に行って来たのです。


『東京大神宮』

所謂「東京のお伊勢さん」ですね。


本当は、６月に数日のお休みを頂いて伊勢神宮に一人参拝旅行（やっぱり一人！！）を計画していたのですが、体調不良や今回のドタバタなどでお休みを頂いてしまったので、流石にこれ以上のお休みを取れないな、と。
土日の１泊２日での強行も考えたのですが、それでは確り詣でる自信もなかったもので。
どうせ行くなら、伊勢は自然も豊かな場所ですから・・・只の参拝だけでなく色々なものを吸収したいと思うわけです。

で、東京大神宮が遥拝殿として建てられておりましたので、せめてと思い伺ったのですが・・・。

実は、此処に辿り着いてから・・・最近の状況を知ったのですよ。
此方は最近、縁結びの神様として有名でいらっしゃるようでして・・・。
確かに、若い女性だらけでした！！！！！！
一人で現地に立ち尽くし、ちょっとだけ呆然としておりました。

でも気を取り直して参拝し、祖父の平癒、私自身の体調や精神的なものの安定、来年に向けた学業の充実を祈ってまいりました。



・・・え？「縁結び」についてはお願いしなかったのか？と・・・？
確かに独り身ですし、色々と思うところはあるのですが・・・。
（愚弟の一人も結婚する予定ですからね。）

ただ、私の場合・・・諸般の事情から、自分の引いている血を（私限りで）絶たなくてはならないので。
（血縁関係でのごたごたも、そういえば２月～３月にありました。）
仮にご縁があっても、結婚して子どもを産む事は、後の争いの火種になりかねないばかりか、お相手や生まれてくるだろう子どもを巻き込むことになる可能性がある・・・ならばいっそのこと、と。

・・・もしもご縁があって結婚するような（奇跡的な）ことがあったとしても、それは自分のお腹を痛めて子どもを産むことを求められない場合か（養子を育てるという経験は出来るかもしれないけれど）、若しくは・・・
共に火種を消し、争いの芽を摘んで・・・生まれるだろう子ども達が柵に囚われないように、自分で道を決めていけるようになるまで一緒に護る力と覚悟のある人に巡り合えた場合、でしょうね。。。
（かつて、たった一人だけ・・・いらっしゃったのですが、白玉楼中の御方になってしまいました。）

さすがにそういう奇特なお方はいらっしゃらないだろうな、と。
『だからこそ神様にお願いしましょうよ』、と言われてしまえば、それまでなのですが・・・。


でも、思うに・・・恋愛関係の縁結びはともかく、周囲の方々や悪友、知人、ネットで知り合えた皆様・・・そういった人間関係の『ご縁』は、本当に自分でも驚くくらいに恵まれているのではないかな、と思います。
本当に幾度となく助けて頂いて・・・感謝しきれないくらいで。
（でも、『自分が情けない人間だから周囲に凄い人を置いてもらっている』と自虐的になることも多々。
本当はそういうご縁に純粋に感謝して、自分が恩返しを出来るように努力をするのが正解なのでしょうね。）

実は、祖父が入院しまして。
ですが、どこか悪くしたとか、体調不良とかではなくて・・・

『ＧＷに実家に戻るだろう母上たちの為に山菜を採っている最中に
山から転げ落ちて両膝を骨折した』

ということだったんです。
（ちなみに、祖父は関東大震災の年に生まれてます。来年米寿ですね。）
それを知った母上らは心配をすっ飛ばして呆れていたのですが・・・。
なぜなら、コレが初めてではなくて・・・無茶をして病院に幾度と無く運ばれているのですよ。

で、手術に合わせて私も会社に事情を説明してお休みを頂き、病院に行きました。
（『早めのＧＷだと思ってリフレッシュしておいで』と言ってくださった上長に感謝しきれないですよ。。。）
直前まで付き添い、術後も少し様子を見てから親類の家に寄せてもらい、翌日またお見舞いしたり必要なものをそろえたり・・・とバタバタしていました。
（親類の方も「またか？？？」と驚きながらも（すみません本当に・・・）、それでも本当に良くして下さって、足を向けて眠れない状態です。）

その後、一人にしている祖母が心配なので・・・祖母の待つ母方の実家に戻り、色々とバタバタして・・・後始末やご近所へのお詫び行脚に付き合ったり。
こういう形で実家になど『来とうなかった』ですよ。
（育ての母上や幼馴染（とお子ちゃま達）に会えたのは嬉しかったけれど。）

・・・そんなこんなで、あっという間に時間が過ぎ、今こうしてます。。。
嗚呼、何というＧＷなんでしょうか。
・・・せめて、明日と明後日くらいは、何かしたいです。。。

2月からずっと体調不良が続いていまして。
それと相俟って色々と悶々としていたんですね、私の『草鞋』について。
（2月くらいの記事は、結構ソレに関する後ろ向き内容ばかりで申し訳ないのですが。）

来月の半ばに、その『草鞋』に関する試験が4日間に渡って行われるのです。
私もソレを受験するために・・・ここで息抜きしながらも、（これでも）必死に勉強してきたわけです。
（しかも、制度が変わってから・・・或る一定の時から『５年経過するまでの間に3回だけ』しか受けられないという制約が付いたので、生半可な気持では挑めません。
今まで以上に、下手したら人生が掛かったものになってしまったかもしれません。）

友人達の嬉しい話を沢山耳にし、また直接教えてもらったりして・・・私も今年合格して彼らの後に続くぞ！！と意気込んでいたはずなのに、急に置いてけぼりを食らってしまったように感じたのでしょうか。
『私は何をしているんだろう、無駄な時間を過ごしているんじゃないか、人生において何も残せるようなことをしていないじゃないか』といったことを考え始めてしまったわけです。
（そんなことを言い始めたら幾つになってもキリがないのですが。。。）
後は精神的にもふさぎこんでしまったり、体調もおかしくなってしまったり・・・今も体調は戻ってないですね。

それでも前向きにならなきゃ、自分以外に誰が自分のことを信じれやれるんだ？と言い聞かせて奮い立たせながら来た訳ですが、色々とダメージが大きかったようです。
此処数週間は体調不良がまた出始め、会社も早退と遅刻、お休みを頂いて迷惑を掛けたりしました。
そして・・・模擬試験もいくつか受けたのですが、全て惨憺たる結果でした。。。
恐らく、このまま「えいやっ！！」と試験に挑んでも、無駄に回数を使うだけ・・・・
流石に『合格』という奇跡の逆転勝利は見えない状況です。


ならばスマートに「今年受験しない」という判断をしそうなものですが、どうしてもソレが出来なかったんです。
なぜなら・・・

実は、1回・・・受験を見送っているんです。それが去年の試験です。
だからこそ、今年は万全の状況でがっつり勉強もして（程よく息抜きもして）、堂々と挑んで正面突破しようと意気込んでいたんですよ。絶対に、勝ちに行く、と。
なのに、この状況になってしまい・・・どうしても、諦め切れなかったんです。
また今年も見送るとなれば・・・「ヘタレ」の烙印を押されかねないな、と。
（体調不良を理由にしたって、同じことです。『逃げた』と後ろ指さされるコトには変わりない。）
一方で、体調不良を推してでも無理に今年の試験を受けに行き、不合格になった場合（というか、恐らく現状では不合格になる可能性がとても高いのですが）・・・『まぁ具合も万全じゃなかったしね』と言われるのもちょっと違う。
何より、体調不良のせいにして（自分の力不足に目をつぶるような）敗戦の辞を自分で語りたくも無い。
・・・そういう妙なプライドは、まだ残ってます。


色々悩んだ末に・・・やっぱり最後に信じてやれるのは自分自身、ということになり。
このまま受けるのと、もう1年見送るの、どちらがより後悔するだろうか？と。
そこで自分の内に出てきた答えは、『勝てないと分かっている勝負に出て、予想通りに負けること』でした。

・・・そう、この草鞋は・・・絶対に勝たなくてはならない、合格しなくてはならないもの。
たとえ、ソレがこの先に更に続く道の一里塚程度のものであったとしても。
（一里塚を越えるまでも大変なのですが。。。）
たとえ牛歩であろうと、ヘタレと言われようと・・・絶対に。

何せ、私には『心待ちにして』いる人がいるんですから。
絶対に、二度と、あんな悲しい思いを誰にもさせたくないと思ったのだから。
・・・そのための『力』を得るために選んだ草鞋ですから。

何度もくじけそうになったけれど、その度に多くの人に助けてもらって・・・ここに至って。
今思えば、周囲の方々は『今まで散々苦労してきたのだから絶対報われるよ』と仰ってくださいますが、別に私自身は苦労してなどいなくて・・・「苦労しているフリ」をしていたのではないかな、と。
（きっと一番苦労してきたのは両親であって、私はのうのうと生きてきて・・・ちっとも苦労してないと思う。）
だから今ここにきて中途半端な自分に跳ね返ってきているのかもしれませんね。いい加減にしろよ、と。


・・・これで、背水の陣を敷くことになりました。
もう逃げることは出来ません。『パス』のカードを使い切ってしまいましたから。
でも、逃げ道がなくなったことで、ある意味いろんなものが吹っ切れるのかもしれません。

たとえ遅かろうと、何を言われようと・・・
・・・八重の花のように、遅咲きでも満を持して咲いてみせる。
もう泣いている暇は無いのだから。

では、ぺたりと。

まずは『シュシュ』
私にとっては、
「寝坊時のお友達」です。

寝坊してしまってかんざしを結えないとき、とりあえず髪を結ったゴムをコレで隠します。
私には、ざっくりと髪を結ったままのゴムを（たとえ黒いヘアゴムだろうと）そのまま見せて外出するのは、裸でいるのと同じくらい恥ずかしいんですよ

あと、合気道のお稽古の際にはかんざしが結えないので、コレで行き帰りしたり。
ちなみに、両方とも和柄です。
左はピンクの菊と桐の葉と花が散らしてあります。
右は紫の地に白、ピンク、薄紫、青の桜が散らされています。

コンドルクリップは定番ですよね。
でも、髪の量が多い私には、髪を切ってもらったあとの2週間程度くらいしか・・・まともに使えないアイテムです。

ほかにもあと２本あるのですが、ちょっと写すに耐えないような老朽化をしていたので。



さて、「かんざし」ですが、
まずは金属製のもの。
夏場はちょっと汗などで劣化しないように手入れが必要だったり、ラメやストーンが落ちやすかったり・・・で、結構扱いが大変なものもあります。
左の二つはフォーマルにも使っていますし、一番右の飾りの無いものは弔事用だったりします。
右から３番目の地味なものは頂き物で、着物に合わせてみたり。


次は、プラスチック製で、足が2本あるかんざし。
・・・一番使用率が高かったり。
2本で確りと髪に引っ掛けられるので、多少無茶をしても緩みません。
真ん中の銀色のかんざしは、使用率Ｎｏ．１ですね。
銀色って、結構あわせやすいと思います。

右のかんざしは、和柄ですね・・・
菊や麻の葉、流水などが描かれています、が、
髪に挿すともっぱら菊しか見えない。。。


そして、プラスチック製かんざし（１本だけ木製）で、
足が１本のもの。
洋服でも和服でも、フォーマルでもカジュアルでも、ガシガシ使います。
（職場でも、上の２本足の銀色ほどではないにせよ、結構使っていたりします。）
場合によっては２本使って結ったりもしますね。
足が２本のものと比べたら安定感は無いのですが、デザインの可愛いものが多いですね。あと、安いのは確実に足が１本のもののほう。

右から２本目のものは、実は手作りです。
かんざし作成キットが売ってたので。
左から２～５本のかんざしは、実は１００円ショップで売ってました。
でも言わなければ分からないくらいしっかりしてます。


私は髪の量が太くて多い＆ストレートすぎるので、実はかんざしのみでは髪を結いきれません。
（ハラハラと簡単にほどけてしまいます。）
なので、緩まない程度にゴムで髪を束ね、かんざしを上手くゴムに引っ掛けたり束ねた場所の中心を狙って挿したり・・・色々して、崩れないようにしながら結っています。
ただ、コンドルクリップやバレッタ、（実は正式名称を知らない）ワニクリップから比べたら、遥かにかんざしのほうがまとまりはいいし、一度確りと結えば一日中解けません。

慣れると結構楽ですよ？