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「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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妹さんだけでなく、この方のお誕生日もある1月。

兄様!!
お誕生日おめでとうございます!!!

というわけで、かきものを。
お題はこちら。
DSC01053.JPG
我が「縁のある地方」で春先になると普通に咲いている花です。
この画像は自分で撮影したもの・・・本当に裏山に咲いていたりします。
名前は「アズマイチゲ」・・・漢字では「東一華」。
「一華」は一輪草のことで、東の地方の一輪草、という意味らしいです。
(一華と付く植物は他にもあるのですよ。)
花色は薄い紫と白。写真のは薄紫です。
最近では「スプリング・エフェメラル」の仲間としても知られつつあります。

ちなみに、この植物は・・・以前かきもので取り扱った現の証拠と同じキンポウゲ科。
食用になるそうなのですが、よく毒草のトリカブトと間違えて事故が起こるそうです。
(ちなみに縁のある地方では食べたことはありません。)
春先の山菜シーズン、くれぐれもお気をつけて。。。

先日のルキアさん生誕祭には兄様からお言葉を頂きましたが、
今回は逆にルキアさんから兄様に何かお伝えいただきたいな、と。
ですが、兄様は既に花をご自分で背負っているようなお方ですので、どうしようかと悩んだ挙句に続きのような形になりました。
そして、拙宅では珍しい?ルキアさんがかなり「はっきり」しています。。。

拙宅のルキアさんは、基本的には追いかけられるほう・・・ルキアさんに矢印が全方向から向けられているような状態とでも申しましょうか、ざっくり言えば「総受け、ただし本人はわが道を行っているため気づいていない」という感じ。
ですが、今回はかなりはっきり兄様に向けて意識を持っています。
ただ、其れが尊敬の念から来ているのか、恋慕から来ているのかは微妙なところです。きっと彼女自身もわかっていないと思います。

そして書いていて思った、拙宅の兄様、やっぱり精神的には受け側だなぁ・・・と。

※先回のフェンネルと同じく、植物がそのまま登場するのではなく、花の雰囲気だけ、です。



「一華の想い」


貴方の足元に招かれてから私はずっと耐えてまいりました。
厳しい自然の摂理の中に置かれたままのほうが、確りと地に根を張れる分どれだけ良かっただろうか。
そのようなことを幾度となく考えたものです。

それでも、満開の花を以って存在を知らしめる貴方を後から追うように
そっと自分なりの花を咲かせようとも思いました。
思いましたが・・・とても惨めなものでした。

この世の春を謳歌するような貴方の足元で咲くには、あまりにも非力で。
いっそこのまま根付くことも芽生えることなく枯れてしまいたい、とさえ。
其れほどまでに貴方と私との間には、埋めきれぬ差がございました。

ですが、貴方にも只管に耐え続けてきた過去があること、貴方が人には決して見せない弱さの正体、
そして貴方が私に背を向けるその意味を知ったとき、
私はこのままでいいのだ、そう思えるようになりました。

人は貴方を見上げ、感嘆の声を挙げ、敬い、畏れる。
貴方の足元に咲く私には目もくれません。
でも、それでいいのだ、と。

貴方が見下ろせば、誰も知らない、貴方だけが知る私が必ず居ります。
私は貴方をこの目に映して其処におりますから、心置きなく咲き誇ってください。
堂々とあり続ける貴方を見上げ、追うことができる、そのことが嬉しく誇らしいのです。

貴方は満を持して艶やかに咲き誇る春の王。
そうであれば、私は貴方を追うようにそっと花開く春の刹那とでも申しましょうか。
貴方はおそらく、私に儚さなど感じられないのでしょうけれど。
(危うさは感じていらっしゃるかもしれませんが。今年も無事に花をつけるのかどうか、と。)

貴方が私に先立って季節を駆け抜けるのであれば、私はその後に付き従いましょう。
貴方がその背を私に任せてくださるのであれば、殿(しんがり)程度の役には立てましょうか。
潔い貴方に追いすがる春に引導を渡し、次の季節に歩みを進めるために。

それが、貴方の傍で咲く私の役目なのだろうと。
現に貴方は私の件で幾重にも取り巻くしがらみや迷いを断ち切ってこられた。
(尤も、それは貴方自身がそうされてきたのであり、私が何かをしたわけではないのですが。)

今年もまた、春がやってきます。
私は私の役目を果たすため、もうしばらく準備を整える事にいたします。
麗らかな陽の下で、共にまた花開けることを願いながら。

どうか、貴方は貴方の信ずるままに。
私は常にお傍におりますから。




でも、「殿(しんがり)」って・・・いざとなれば身代わりとして命を落とす可能性があるくらいに重要な役割なわけで。
背中を預けても問題がない、という思いで仮に兄様がいらっしゃるのであれば、ルキアさんよっぽどです。
現段階の兄様は・・・ルキアさんをしんがりにするなんて考えられないでしょうね。
自ら露払いしながら背後の敵もなぎ倒していそうです。。。

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確かに受け
さー坊さん、こんにちは。
「一華の想い」拝読しました。

これは本当に「はっきりした」ルキアさんですね。
珍しい!!
好きですよ~前向きベクトルな女の子には無条件でエールを送ります。

でも、これを兄様が知ったら・・・ですね(〃▽〃)
朽木義兄妹はホントに似た者同士。
もっと「想われることの苦痛」も知ってほしいな・・・
ある意味「想う」より辛いと思うから。

素敵なストーリーをありがとうございました。




ローガン渡久地 URL 2013/03/06(Wed)11:55:29 編集
Re:確かに受け
ローガン様

返信が遅くなり申し訳ございません。
色々とばたばたしておりました・・・。

拙宅では珍しい「はっきり」したかきものだったので、さてどのような反応をされるか・・・実はひやひやしておりました。
(でも恋慕の情なのか、尊敬や畏怖なのかはぼやかしておりますが。。。
この兄妹、どっちにも転びそうなので。。。)

「思われることの苦痛」ネタですが・・・
ネタはございます。
ただ、ヘタレな私の「かきもの力」が追いつかないのです。。。
今しばらくお待ちくださいませ。。。.
さー  【2013/03/17 00:49】
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多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。

☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
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