忍者ブログ
「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
〓 Admin 〓
<< 10   2024 / 11   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30     12 >>
[139]  [138]  [137]  [136]  [135]  [133]  [132]  [131]  [130]  [129]  [128
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

何の前触れもなく、かきもの、書きます。
今回は、こちら。

Dokudami2.jpg

どくだみ、です。
最近はカラーリーフとしても注目されてきていますね。
けっこう白い花も可愛いとおもうんですが・・・。

そしてどくだみといえばその薬効もなかなかのもの。
別名「十薬」というくらいですからね。

今回は、先日までのジャンプの本誌で活躍していたあの方。
あのもふもふ感、結構好きです。実家で犬飼ってるからかなぁ・・・。
そして普段は心優しいキャラなんだろうな・・・と。
あの個性的な集団の中において、数少ない「まともな人」ではないでしょうか??

狛村隊長、動物好きというのは公式でも有名?なのですが、
実は子どもも好きなんじゃないかな・・・と思っていたり。
結構浮竹隊長と一緒に保育士さんとかやったらどうだろう・・・とか・・・。
(絶対にやちるちゃんが背中にへばりついてるだろうな。)

そんな狛村隊長でいじります。
なお、「わし」という漢字を直ぐに変換で出せなかったので、支店にUPする際にはちゃんと漢字に直す予定です。すみません・・・。


『十薬の教え』

わしはその姿ゆえに長年疎まれ続けてきた。
そして、それを宿命と言うかどうかはともかく、受け入れながら生きてきた。
人目を避けてさえいれば良かったのだ。
 
しかし、わしは死神を目指した。
密やかに生きるだけでは何も変わらぬ、そう考えてのことであった。
もっとも、わが友がきっかけであったことも否定は出来まい。

平和を愛し、世界を憎んでいた、我が友・・・
そのような友の世界を変え、そしてわしの世界も変えられたならば、と思っていた。
 
その中で出会ったのが、我が師とも言うべき総隊長であった。
あの方は、私のこの姿を疎むことも無く、他と同様に接してくださった。
『大切なのは、その心意気じゃ』
わしの外側ではなく、内なるものを見てくださったのだ。
・・・この方のためなら、わしは持っている全てを捧げられる、そう確信した。
少なくとも、わしの世界は変えられる、そう思ったのだ。
 
 
ある日、隊舎裏の五郎(わしの飼っている犬)の小屋の傍に
どくだみの花が咲いていることに気付いた。
 
「・・・どくだみ、か・・・わしと似ておるな。」
 
その名、その姿、有する独特な匂いから・・・疎まれがちな植物であろうな。
名前からして、何かよからぬ物を内包しているようにも感じられよう。
日陰に咲き、暗色の葉に毒々しい色の茎を有している姿も、輪を掛けてくるようだ。
そしてその身から立ち上る匂い・・・悪臭とまでは言わぬが、薬や毒のようで
必ずしも好かれないものであろう。
・・・昔の、わしのようだ。
 
だが、どくだみは、
その姿に似合わぬ美しい花を咲かせる。
穢れの無い、誠を秘めたかのような白い花だ。
更には、その姿からは想像も出来ぬような隠れた薬効を秘めているのである。
・・・総隊長殿も、わしにそのような秘めたる力を見出してくださったのだろうか。
いずれにせよ、わしはここにあるのだ。
 
今己の目に映るものだけに踊らされてはならぬ、物の本質を見失ってはならぬ、
そうわしに教えるかのようにどくだみは咲いておった。
・・・我が友の光を映さぬ目は、真実を見抜いていたというのだろうか。
我が友が憎んだこの世界は、彼に真実を見せていたというのだろうか。
 
・・・いや、否。
恐らく彼もまた、その心の目に映したたった一つの物を妄信したのかもしれない。
 
わしは、我が友にも気付いてもらいたいのだ。
絶対に、彼の目を覚まさせて見せる。
我が友の目は見えずとも、心の目が彼にはある。
その心の目に、再び・・・

 
「このような場所にどくだみなど・・・直ぐ引き抜きます!!」
「良い。このままにしておこう。」
「え、ですが・・・」
「この草は、真実を見抜けと我らを諭しているのだ。」
「・・・そうですか?・・・隊長が宜しいのであれば、そのままにしておきます。」
 
・・・だが、それさえもおごりかもしれない。
我が友は、わしの予想以上に世界を憎んでいた。
それでも、わしを疎んだ友であろうと、尚もわしは・・・信じていたのかもしれない。
必ず、目を覚ましてくれることを。
真の姿を、その心の目で見つめなおしてくれることを。
 
・・・たとえ、それが今際の時であったとしてもだ。



昔、星野富弘さんの詩集を読んだときに、この草について綴られたページを見て
衝撃を受けたことがありました。
確かに、その名前と姿からは敬遠されがちですが、一つ一つのつくりを見ていくと、なるほど、可憐とまではいかなくても・・・美しい姿をしているのだな、と。
花は十字架、葉はハート・・・星野さんはクリスチャンだそうなので尚更印象深い植物になったのだろうと思いますが、そういうの関係無しに視点を変えれば、また違った姿を知ることができるのだな、と。

・・・そういうのを全て知ってこそ、「真実」なるものはみえるんでしょうかね・・・。

拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
根強いよね
ドクダミって根強いよね………。

高校の修学旅行で撮った写真。。。
班で一つ持たされるカメラとも知らずに、ちょっとハードな内容で写ってしまい。
帰って来てから謹慎処分+園庭の草取り。
どくだみがびっちり生えていたのを思い出す。。。
臭かった

狛村隊長は何故にあの姿なのでせうか?
どっかに書いてあるの??
ノベル本で明らかに………とか、そういうオチ?
陽向 URL 2010/01/20(Wed)18:43:30 編集
Re:根強いよね
・・・一体何をしたんだろうか陽向ちゃん・・・
ちなみに私の同級生は修学旅行で飲酒でも喫煙でもなく野○拳をして謹慎処分になったとか。
(別の学校ですけれどね、うん。)
私は只管修学旅行をサボりたくて仕方なかったけれど強制連行された人
その頃は下手したら登校拒否寸前までいっていたもんなぁ・・・
と思い出してみたりしました。

>狛村隊長は何故にあの姿なのでせうか?
>どっかに書いてあるの??
>ノベル本で明らかに………とか、そういうオチ?

いや、あの姿はデフォルトだそうです。生まれつきアレのようです。
きっとご両親もあのお姿・・・なんでしょうかね?
(公式の本に、嫌いな食べ物(にんじん、だったかな)について書かれていて、そこには嫌いな理由について「父親から『これは我々の食べ物では無い』と言われたから」とか書かれていたような・・・ってことは、お父さんは確実にいらっしゃるようですし、少なくともお父さんもきっとあのスタイルかな、と。
実家の愚弟②の本なので、直ぐに見返せませんが。。。)
さー  【2010/01/21 00:18】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
花個紋時計
プロフィール
HN:
さー
性別:
女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。

☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
リンク
最新コメント
[07/08 ローガン渡久地]
[01/23 ローガン渡久地]
[07/19 ローガン渡久地]
[03/06 ローガン渡久地]
[01/18 ローガン渡久地]
なんとなくメールフォーム
Copyright(c) つれづれなる日々ブログ All Rights Reserved.* Powered by NinjaBlog
* photo by 空色地図 * material by egg*station *Template by tsukika
忍者ブログ [PR]