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「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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さて、先日の『すいーつ』ネタですが、どうしても自分で作りたくなりまして。
で、今回チャレンジしたのはコレ。

DSC01280.JPG・・・自分でも、作って(そして味見して)、『何だコレ』と思ったほどの駄作と化しておりますが、一応。。。

『葛饅頭』、の、ようなものです。

岐阜県のほうでは『水饅頭』と言われるようですが、全国的には『葛饅頭』というそうですね。でも、拙宅地方では普通に『水饅頭』として売られています(街の和菓子屋さんでも『水饅頭』として売られている)。
・・・一体何が正式なのやら。

そうそう、この葛饅頭を(桜餅に使われる)桜の葉で包むと『葛桜』、葛饅頭の中の餡が桃色~赤だと、『水牡丹』という涼やかなお名前の和菓子になるそうです。


で、今回・・・『葛饅頭』と言いながら、葛粉を使っていません。
だって、高かったんです(別の安いお店に行けば良かったのですが、遠い・・・)。
なので、普通に一般家庭にある『片栗粉』を使ってます。

ただ、正直・・・扱いづらいし、風味も劣ります。
自分で作ってみて、『せめて粉の半分くらいは葛粉をブレンドしたほうがいいな』と思いました。
それと、葛の煮詰め具合も(今回の失敗が)参考になったかもしれません。
今度作るときには改良が出来そうですね。

続きから、一応作り方と格闘の様子を掲載いたしますので、ご興味のある方はどうぞ。

※追記しました。黄粉を掛けてみました・・・別名『 モ ザ イ ク 』

さて、作り方・・・
材料は意外とシンプル。作り方もシンプル。
ですが・・・結構奥深いです。和菓子屋さんって凄いなぁ、と改めて思いました。


今回の材料

・片栗粉(葛粉)・・・50グラムくらい
・砂糖・・・100グラムくらい
・水・・・250ccくらい
(粉:砂糖:水=1:2:5、といったところでしょうか。)
・・・片栗粉で作る際は、黒蜜を掛けてもいいと思います(クセが無さ過ぎてぼやーんとした風味になるので)。

あると便利なのが「裏ごし器」、無ければ天カスを掬うような網。
ヘラも忘れずに(木ヘラでもゴムベラでもok)
フライパンはテフロン加工のものがいいですね。
ボールは念のため二つ用意しましょう。
輪ゴムとラップは適当な数を用意します(ちょこっとした深めの小皿もあるといいですね)。


では、作業開始。

①ボールに片栗粉(葛粉)と砂糖を一気にいれ、更に水を加えて混ぜる。
DSC01265.JPG
一応、水は粉の5倍としてありますが、片栗粉の場合(そしてフライパンで作る場合)はもう少し多めでもいいかもしれません。
その分、火を通して硬めに葛を作るのが大変なんですが・・・水が少なすぎるよりは、マシかもしれない。。。
理由は、②をみていただけると分かるかも。
勿論、あまり多すぎても・・・③の作業が非常に大変になるのですが。

葛粉だと、どうなんでしょうね・・・


②フライパンに①を注ぎ、弱火に掛ける。DSC01266.JPG
DSC01267.JPGフライパンに注ぐ際に、裏ごし器を通してダマや不純物を取り除くと綺麗に仕上がります。

フライパンは熱の伝わりが速いので、最初はどんなにじれったくても弱火でやるに越した事はありません!!
あまり火が強いと、右の画像のように一気に固まってしまいダマになります。
見た目も美しくないし、食感や味も・・・更に悪くなります。



③程よい固さになるまで火を通し、煮詰める。
DSC01268.JPGDSC01269.JPG滑らかな葛になったら、只管火を通しながら程よい固さになるまで煮詰め、練り上げます。
(左の状態まで火が通ったら、最初より火力を強めても、もうダマになる心配は無いのでOKです)

ただ、作ってみてここが一番難しいです。
何せ煮詰めている間は、後で葛が冷えたらどのくらい固まるのか、分からない。
右は、ヘラでフライパンの中央にすっと線を引き、10秒以上同じ線の太さのままでキープしていた状態まで煮詰めました。

・・・ですが、少なくとも片栗粉の場合は、それでも『緩かった』です。
もっと糊状に固くなるまで頑張って水分を飛ばすほうが良いみたいですね。
(葛粉だと、もう少し違うのかもしれませんが・・・)
恐らく常温での『水飴』の一歩手前くらいまでの粘り気(必死に力を込めて練る状態)がいいのかも。

ま、初めて作ったので・・・今回はこの状態で煮詰めるのを止め、次に進みました。


④ラップを敷き、葛で餡を包んでいく。
DSC01274.JPG
深めの小皿にラップを敷き、最初にスプーンで葛を敷きます。
今回は、カレースプーン1.5~2杯分くらい。
(熱いので要注意)
それから、直径2センチくらいに丸めた餡を載せ、皿に葛を上からコーティング。
ここは、カレースプーン1杯弱。

一口サイズで作ってみたい、という場合には、水洗いしたプラ製の卵パックでやってみても面白いかもしれませんね。


⑤ラップの四隅を持ち上げて絞り、輪ゴムで止める。
DSC01275.JPGDSC01276.JPG
左は、四隅をつまんで持ち上げ、巾着状に絞ったもの。
あまり強く絞ると、ラップが破れるので注意します。

このとき、できれば絞り口付近に餡が触れていない(餡が下まで程よく沈んでいる)ほうがいいです。
固めに葛が煮詰められている場合には心配ないのですが、緩い場合には・・・後で大変なことになります。



⑥冷水で荒熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
DSC01277.JPGこんな感じで、コロコロと⑤で作った物を冷やします。
冷やしすぎると透明度が落ちるのですが、個人的には一度しっかりと冷やすべきだな、と思います。

最初の葛を作る際に加える砂糖の量が多いと透明度が増すそうですが、その分甘くなるので・・・その辺はそれなりに。





⑦皿に盛り付けて、出来上がり。
DSC01280.JPG
ラップをそっとはがしていきます。
程よい固さになっている場合には、ある程度しっかりぷるんとした葛饅頭になっているのですが・・・今回は柔らかすぎたようです。
それでもある程度の形にはなりました。

④で、『大変なことになる』と申し上げましたが、餡がちゃんと葛に包まれずにラップを絞った箇所に触れていると、ここでラップをはがす際に・・・
葛饅頭が裂けて 崩 壊 し ま す 。

・・・ちなみに、右のは崩壊してるんですよ。何とか撮影用に整えましたが。


・・・で、味ですが・・・片栗粉が無味無臭なので、正直ぼーっとした味になってしまいました。
(逆に、お抹茶とかを加えたりしたら、香りを邪魔しないのでいいかもしれませんね。
蕨餅のように、黒蜜と黄粉を加えるのも良いかもしれません。)

葛独特の風味を楽しみたい場合には、葛粉で作るかブレンドするのが良いかもしれません。

※追記※
で、黄粉がたまたまあったので掛けてみました。砂糖は入っていないタイプです。
DSC01281.JPG
・・・そのまま頂くよりも、遥かに『旨い!!』と思いました。
もともと餡と葛自体に砂糖が加わっているので、黄粉に砂糖を混ぜる必要は無いように感じました。

無論、黒蜜も要らないかも。。。

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ちょっと…
ちょっと、おっぱいみたい
ちょっと、イクラみたい
陽向 2010/06/13(Sun)23:42:19 編集
うぉぉぉぉぉぃっ・・・・
悪友曰く『目玉』・・・だったけれども、
イクラ、とか可愛いけれど、
あの、陽向ちゃん、一応ここ、R指定の無いブログですよ~
(しかもお料理ネタ!!)
・・・でも、単語自体はまぁ色々な使われ方するとは思いますが。。。
うちのお犬様達のソレについて実家でその単語を用いて話をしても、全くもってR指定の響きにならないし。

やはり、1こだけ掲載すべきだったかな、と反省しつつも、懲りない私は・・・とりあえず追記で黄粉モザイク掛けたのも貼り付けておきましたっ

市販されているものは、もう少し餡の量が多いので、より目玉ちっくになります。でももっと透明感があって、涼やかで綺麗ですよ。
コンビニやスーパーでも普通に売っている代物ですので、見かけたらお手に取ってみてくださいませ
さー  【2010/06/14 00:02】
あれー?
だめだったー?

じゃぁ、『おっぱお』で
わははーーーー

きな粉かかってると、より美味しそう
陽向 2010/06/15(Tue)01:50:47 編集
ふぇぇぇ・・・・
・・・あんまりからかっていじめないでやってください・・・
まだイクラのほうが・・・。
よし、今度はからかわれない位に、もっと綺麗に、美しいやつを作りますぞ

>きな粉かかってると、より美味しそう

味も、正直黄粉が掛かっているほうが美味しかったです。
でも本当の美味しい葛饅頭(水饅頭)は、黄粉なしでもクセ無くて美味しいので、きっと私の腕が悪いのです。。。
本当に、和菓子屋さんって凄いなぁと感心した次第です
さー  【2010/06/15 23:20】
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多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
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自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。

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ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
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