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先日より「3周年記念」がずっと滞っておりますが、ほかにもリクエストを頂いたものが滞っておりまして。
今回はそちらのリクエスト品の納品、です。
お題は、こちら。
『ゲンノショウコ』です。
漢字で書くと『現の証拠』・・・そのままなのです。
胃腸に良く効く有名な薬草ですね。
花の大きさはとても小さいのですが、キンポウゲ科らしい花を咲かせます。
(キンポウゲ科は薬草もありますが、有毒なものもたくさんありますね。
トリカブトもキンポウゲの仲間ですよ・・・?)
この植物は3周年記念のリクエストで頂いていた植物なのですが、既にお二方ほぼ同時でリクエストを頂いた後でございました。
ですので、3周年リクエストとしてではなく・・・通常のリクエストとしてお請けさせていただきました。
(といっても、3周年と通常の違いって・・・結構拙宅的に『きわどいこと』・・・自主的アウトに引っかかりそうなところまでやるか否か、の違い程度のものなのですが。)
さらに、今回この『現の証拠』でかきものをさせていただいたキャラクターは、この植物をリクエストしてくださった方から・・・それ以前に「このキャラクターで書いてほしい」というご希望を頂いた方です。
・・・一つのかきもので2つのリクエストを消化、という恐ろしいことをしでかした!!
さすがにそれでは失礼なので、現の証拠でという同じ御題で、違うキャラクターに登場していただき、2品書いております。
続きより、まずは一品目をupさせていただきます。
自分ではなかなかキャラクターを掴み切れていないままに書いたので、消化不良感がてんこ盛り・・・私のかきものスキルにこそ現の証拠の薬効が必要ではないかと。。。
ルキアさん以外の人物でリクエスト募集、という・・・大停滞期のころに頂いたリクエストの中に、
「リルカちゃん」または「リルカちゃんと月島さん」というご希望を頂きました。
なかなかお二人のキャラクターを掴めてなくて・・・ご期待に添えていないとは自覚しております。
「本当の記憶だからこそ、」
私が月島や銀城たちの仲間に加わってからしばらくして。
私が調子に乗ってアイスの食べすぎでお腹をこわした事があってね・・・
みんなが心配してくれた。
ジャッキーなんて、ずっとそばに居てくれたのよ。
・・・でも、月島だけは遠くから冷ややかな目で私達を見ていたわ。
なかなか良くならなくて、ベッドの上でずっとうーうー唸っていたら、枕元に箱が置かれたの。
苦しいながらも必死に顔を上げたら、月島が見下ろしてた。
「偶然見つけたものだ。」
箱の中身は・・・
「・・・漢方薬・・・?臭くて苦そう・・・」
「飲む飲まないは君の勝手だ。」
箱を持ち上げ、中に何が入っているのか成分を見てみる。
「・・・げんの・・・しょうこ・・・って何コレ。」
部屋を出て行こうとしていた月島は面倒そうに、背中を向けたまま・・・
「それが腹痛に効く主成分らしい。実際に飲んで効果があるから『現の証拠』。
即物的でひねりもない名前だ。」
そういってドアを開けて、出て行ってしまった。
ジャッキーからお水を貰って薬を飲んだら、効果抜群だった。
うん、確かに『現の証拠』。
けれど、私が一番不思議に思っていたのは・・・なぜ月島が私に薬を持ってきてくれたのか。
一応、私達は同じ目的を持ってチームを組んでいたけれども、その中でも月島は距離を置いていたわ。
距離を置いていた、なんてモンじゃない。
私達のことをそもそも仲間だとか、そういう目でなんか見ていなかったし、きっと手駒の一つ、
くらいの認識だったと思うわ。
勿論、銀城とは意思疎通を図っていたけれども。
ねえ、月島。
最後まで月島は仲間とかそんなものを信じたりしなかったかもしれないけれど、
(それでも銀城のコトだけは信じていたかもしれないけれど、)
それでも・・・あの時、薬を持ってきてくれたとき、心配してくれたんじゃないかって・・・そう思いたくなる。
きっと月島のことだから、ずっと一人だと思ってきたんだろうし、
銀城以外の存在なんて何とも思っていないって言うんだろうけれど。
私は完現術を使った結果(まぁ私のせいでもあるんだけれど)、怖がられて孤独になった。
でも孤独になることが良いだなんて思ったことは無かったよ。
月島だって・・・そうじゃなかったら、利用するためっていってもチームに居なかっただろうし、
一人が嫌だったから銀城について来たんでしょ?
心の奥底の、月島でさえ気づかないようなところでは、仲間を欲していたり、仲間だと少しでも思っていた・・・
・・・そう信じたくなる。
月島、
みんなの記憶から月島のことが消えていたから・・・もうこの世にはいないんだろうけれど、
でも・・・せめて、
最後のときまで一人ぼっち、ってことは無かったんだ、って・・・そんなことを願ってしまうの。
月島自身も覚えていないような些細な出来事かもしれないけれど、あの記憶が、そんなことを私に思わせるの。
あの行動に、意外性もあったからかもしれないけれど・・・・
やっぱり、月島含めてみんな仲間だった、って・・・そう思えるから。
・・・この記憶や思いは、アンタにはさまれたモンじゃないんだからね。
リルカちゃん、力の使い方を間違えただけで・・・根本は優しい子なんでしょうね。
もしも最初に出会ったのが銀城たちでは無かったら、彼女の道行きは違っていたかもしれないな、と。
月島さんに関しては、銀城以外の人間についてはかなり冷たいところがあるように感じましたが、自分の気づかぬところでは人の温もりとか、そういうものを渇望していたのではなかろうか、と。
そんな印象を受けました。
渇望していても・・・そんなものは望めないのだと思い込んで蓋をして、ずっと自分は孤独なんだと思い込んで、そんなときに銀城に出会ってしまったのかな、とか・・・本当は望めば傍にあったのに、自ら見えなくしてしまった、ような。
(「中二病的な思考の集団」と言ってしまえばそれで終わってしまうかもしれませんが・・・。)
リクさせていただいた「現の証拠」を2話もありがとうございました!!
どちらも切なくてとても素敵なお話でした。
リルカちゃんと月島さんって原作中に接点がほとんどなかったけど、最後の月島さんを庇うシーンが忘れられなくて無茶ぶりをして済みませんでしたvv
体調を崩したリルカにさり気ない気遣いを見せる月島さんといつも孤独でなにも信じてないような月島さんに思い遣るリルカの距離感がとてもらしくて良かったです!
リルカちゃんって我侭でどうしようもない子っていう第一印象だけど周りの人たちをよく見て気遣いのできる本当はとても優しい子でしたよね。素敵な二人を描いてくださってありがとうございました!
ずっと前に頂いていたリクエストだったのに、納品がかなり遅れてしまいまいた・・・。
リルカちゃんと月島さん・・・正直、書きづらかったです(コラ)
原作を思い出しながら、二人がどんな感じのキャラだっただろうかとそれはもう必死に脳内で練り練りした結果があのような代物になってしまいました。。。
アレで及第点をいただけたのならば幸いです、本当に。
そういえば、本編でもどうやら「彼ら(但しお亡くなり組)」・・・再登場らしいですよ?
再登場に際して、力尽きる間際に「気づいた」彼がどのような描かれ方をするのか、実は楽しみだったりします。
ジャンプの王道、「昨日の敵は今日の友」状態になるのでしょうかね・・・?
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