昨日が3度目のお誕生日でした。
・・・ええ、我が甥っ子の。
（他にも昨日お誕生日を迎えた皆さん、おめでとうございました！！）


最初に誕生の知らせが入ったのは、電車が走るかどうか分からないけれども取り敢えず駅に向おうと思ったときに「大規模停電の恐れがあるため全線で運転を見合わせております」というニュースが入った直後でした。
「・・・ったく、どうすりゃいいんだ！！！」と叫んだ後で受信したのは、生まれた時間が記載されただけの本文と、産着を着せられた直後の画像が貼られたメールでした。


その3日前、当時の職場（都内）で震災に遭遇し、先端の折れ曲がった東京タワーを見て愕然とし、お台場方面から煙が上がっているのをただ見ていることしか出来ませんでした。
自宅に帰る手段も絶たれたものの、様々なご厚意の御蔭で真夜中に都内脱出を開始、6時間掛けて自宅に戻りました。
その間も情報は錯綜したし、私の友人知人悪友の行方も分からないままだったり、関東以西の友人らからは・・・私自身も行方不明者扱いされていたようです。
（このあたりの話は、あの日から1年後に当時を振り返った記事を書いておりますので、ご興味のある方やトラウマ等の問題が無い方はご覧ください。）


取り敢えず出社が非常に困難な旨を会社に伝え（奇跡的に出社出来ている方も居たのですよ。都内在住の方とか）、ついでに「あ、そうそう今朝方甥っ子が生まれました。」と電話口で一言。
『ついでに』というのは・・・その当時は・・・超個人的なネタであったことと、私個人としてはとてつもなく掛け替えの無い出来事ではあれど、世間的にそれどころじゃない状況だったので、会社に報告しなければならない重要事項でもない、という程度の話だと思ったので。
・・・翌日の出社後、私が産んだ訳でもないのにえらい事になりました。。。
そんな甥っ子も3歳になり、最近はやっと「あ、ホワイトデーが誕生日なんだね」という反応を示してもらえるようになってきたようです。
但し、「何歳になったの？」と聞かれて年齢を言うと、「あ・・・(察し)」となることがあります。計算できる方は本当に早いですから。


あの混乱の中で生まれた子達が、早ければもう幼稚園や保育園の年少組さんとして入園するような日数が経ちました。
この3年間で、何が変わったでしょうか。何が変わっていないでしょうか。
そしてこれから、何が変わるべきで、何が変わるべきでないのでしょうか。


そんなことを考える、3月14日でした。