「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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先週、其々違うところから沢山の林檎を頂きました。
恐らく、『紅玉』と『ふじ』。
余りにも紅玉が真っ赤で可愛らしかったので、ついこのようなものを作ってみました。
酸味が強い紅玉ですが、生でも香りが良くて美味しいので私は結構好きです。
何より、この紅さと身とのコントラストが綺麗ではありませんか??
うさぎ林檎。
奥にあるのは・・・呼び方は色々あるそうなのですが、我が母上s(複数形)は『はしご車』だった気がします。
ほら、消防署にあるはしご車のはしご、ぎゅいーんと伸びるじゃないですか。
あのイメージです。
だから私もよく「はしご車作って」と母上sや祖母にせがんで作ってもらっていました。
今でこそ自分でやろうと思えばできますが、幼かった頃を思い返せば・・・母達の手からあれよあれよという間に林檎が兎やら色々なものに変身して行く様は、本当に魔法のようだった、と。
今日は、そんなことを思い出しながらふと浮かんだかきものです。
※すみません、ルキアさんは出てきません。ここ注意!!
それでも宜しければ、続きよりご覧下さい。
・・・でも、こういう風景が私は大好きです。
恐らく、『紅玉』と『ふじ』。
余りにも紅玉が真っ赤で可愛らしかったので、ついこのようなものを作ってみました。
酸味が強い紅玉ですが、生でも香りが良くて美味しいので私は結構好きです。
何より、この紅さと身とのコントラストが綺麗ではありませんか??
うさぎ林檎。
奥にあるのは・・・呼び方は色々あるそうなのですが、我が母上s(複数形)は『はしご車』だった気がします。
ほら、消防署にあるはしご車のはしご、ぎゅいーんと伸びるじゃないですか。
あのイメージです。
だから私もよく「はしご車作って」と母上sや祖母にせがんで作ってもらっていました。
今でこそ自分でやろうと思えばできますが、幼かった頃を思い返せば・・・母達の手からあれよあれよという間に林檎が兎やら色々なものに変身して行く様は、本当に魔法のようだった、と。
今日は、そんなことを思い出しながらふと浮かんだかきものです。
※すみません、ルキアさんは出てきません。ここ注意!!
それでも宜しければ、続きよりご覧下さい。
・・・でも、こういう風景が私は大好きです。
ぶっつけかきものです。
脈絡は・・・ないです。
かなり読みにくいです。
『林檎うさぎと御礼返し』
「・・・おや?」
「・・・疲れちゃった。剣ちゃんもどこかに行っちゃったし・・・。」
「お前さん、もう日も暮れたというのに、何をしてるんだい?」
「・・・つかれちゃったから、休んでるの。剣ちゃんと離れちゃったし。」
「剣ちゃん・・・?お友達かい?」
「うん!!でももっと大事なの。」
「お前さんは、死神さんだね?黒い衣装に刀を挿してるからね。」
「そうだよ。」
「此処から瀞霊廷の門まで遠くも無いけれど、さすがにお前さんを一人で行かせるのは危ないねぇ。
誰か他の死神さんと連絡は取れないのかね?」
「取れたら迷子になってないよ?でも連絡取れても迷子になってるかもね。」
「仕方ない、お前さん、今日はうちに泊まってお行き。狭くて何も無いけれど、暖ぐらいは取れるよ。」
「いいの?」
「ああ、かまわないよ。夕餉もまだじゃろ?食べて休んでいきなされ。」
「お前さん、名前はなんていうのかね?」
「やちる。剣ちゃんがつけてくれたの。」
「剣ちゃん、というのは、お前さんの親御さんみたいなものなのかい?」
「剣ちゃんはやちるにとってもっと大事なの。」
「ハハハ、そうかいそうかい。
お前さんを見ていると、本当にその剣ちゃんはお前さんを可愛がってくれているんだねぇ。」
「うん!!」
「だとすると、お前さんが迷子になっていて心配し取るんじゃないかのう・・・。」
「大丈夫!!迷子になるのはいつものことだから。剣ちゃんも私も。」
「まぁ、お前さんが一人前の死神さんなところを見れば、心配は無用なのかもしれんがのう。
・・・私の孫も死神でね・・・お前さんよりもちょいと年上くらいかね。
あの塀の向こうで、一生懸命に頑張っていると聞いてるよ。」
「へぇ!!そうなんだ~。」
「だからお前さんを見ておると、孫のことも思い出すし・・・お前さんの仲間が、孫よりも小さいのに死神をやってるお前さんのことを心配しておるんじゃないかと思えてね。」
「えへへ。でも大丈夫。みんな私が強いって分かってるから♪」
「・・・さ、たんとお食べ。あまり良いものは食べさせてはやれないけれど。」
「そうじゃ、昨日・・・いいものを貰ったんじゃ。」
「?」
「ほれ。これじゃ。」
「・・・りんご?」
「あまり色づきは良くないといっていたが、この辺りでは十分に立派な林檎じゃよ。
お前さんの手に乗るくらい小さいねぇ・・・。」
「本当だ、ちっちゃい。でもかわいい!!」
「ねえ、おばあちゃん、コレ食べてもいいの?」
「ああ、勿論じゃ・・・。
おお、そうじゃ、ちょっと待てるかの?」
「ん?どうしたの??」
「お前さん、こんなのは好きかい?」
「・・・包丁?」
「まぁ、見ててごらん。」
さくさくさく・・・・
「ほうら。」
「・・・うわぁ、うさぎさん!!」
「おや、喜んでくれたかい?」
「すご~い!!」
「久々に作ったんじゃが、喜んでもらえてよかったねぇ。」
「おばあちゃんすごい!!鬼道みたい!!」
「おや、死神さんたちの使う力には及びなどはしないよ。」
「ううん、こんなに可愛いの初めて見た!!みんなこんなこと出来ないよ??」
「さ、色が変わらないうちにお食べ。甘い林檎だと言っていたよ。」
「おばあちゃん、もっとうさぎ!!うさぎがいい!!」
「おやおや、本当に気に入ったのかね・・・じゃあ、もっと作ってあげるからね。」
「わーい!!」
(翌朝)
「さ、これを持ってお行き。薄い塩水につけておいたから、もうしばらくは色が変わらないじゃろ。」
「うさぎさんがたくさん!!」
「丁度いい包みがなかったから、おにぎりのように竹の子の皮に包んでおくからね。」
「ありがとう!!」
「じゃ、瀞霊廷の門の近くまでお前さんを連れて行こうかね。日も出てきたから外に出ても大丈夫じゃろ。」
「おばあちゃん、」
「なんだい?」
「おばあちゃんの手、しわくちゃだね。」
「そりゃあ、年を取った手だからね。しわくちゃにもなるよ。」
「でも、あったかいお料理作ったり、林檎をうさぎにしたりできる、すごい手なんだね!!」
「そうかい?」
「うん!!
あたしの居る隊はね、鬼道を使っちゃいけないみたいなんだけれど、おばあちゃんみたいなのだったらみんなビックリして使っても大丈夫だって言うかも!!」
「さて、ここまでじゃな・・・お前さんしか此処から先には行けぬから。」
「え~!!」
「ほら、お行き。みんな心配しとるじゃろうからね。」
「またうさぎ、作ってくれる?」
「ああ、またおいで。でも皆に心配掛けないように、ちゃんと明るいうちにおいで。」
「うん!!じゃーね、おばあちゃん!!」
「・・・ってことがあったの。」
「なるほど、それで林檎を・・・。」
「へぇ、この副隊長をそんなに手厚くもてなしてくれたんじゃあ、ちったぁ御礼に行かなきゃならねぇな、弓親。」
「そうだね、一角。どんな方なのかお顔合わせをしたいものだね。」
「・・・おい、草鹿副隊長が昨日流魂街でエライ目に遭ったらしいぜ。」
「ハァ?あの副隊長が?冗談だろ??」
「いや、俺もまさかとは思ったんだけどよ、さっき副隊長と斑目三席と綾瀬川五席が話をしているのが聴こえてよ。御礼参りに行かなきゃならねって。」
「そんなにひでぇ目に遭ったのか??そりゃ黙っちゃ居られねぇな、十一番隊としてはヨォ・・・。」
「おいババア、昨日はうちの隊の副隊長が世話になったようだな!!
落とし前をつけに来させてもらったぜ。」
「・・・なんだい、客人かと思えば死神さんが乱暴に戸を開けて。壊れたらどうするんだい?」
「しらばっくれんじゃねぇぞ!!昨日テメェが散々な目に遭わせた死神ってのはよ、」
「・・・あれ?みんなどうしたの?」
「く・・・草鹿副隊長ぉぉぉ???」
「何だお前ら、ここん家に何しに来た?」
「斑目三席!!・・・いや、何しにって、昨日草鹿副隊長がこの家のババアに」
「ああ、迷子になっていたところを泊めてもらって、色々とお世話になったんだよ。
とてももてなしてもらって、林檎のお土産まで貰って・・・ほくほくしながら帰ってきたからね。
あまり心配はしていなかったけれども、まさかお土産付きで戻ってくるとは思わなかったよ。」
「じゃあ、その・・・御礼参りとかいうのは・・・・」
「草鹿副隊長の一宿一飯の御礼さ。
この副隊長のことだから、そういうことを考えちゃいないだろうからね。
ちゃんとご挨拶と御礼に伺わなければと思って此処まで案内してもらったのさ。」
「・・・本当の御礼だった・・・んすか・・・?」
「・・・で、お前ら、何でこんな軒先で刀を抜いてんだ?アァ??」
「しかも建具まで踏み倒して・・・盗賊ごっこでもするつもりだったのかい?」
「え、あ・・・そ・・・その、コレは・・・・」
「まさか、草鹿副隊長の恩人に、其れを向けるような真似をしようとしたわけじゃネェだろうな?」
「ましてや相手は虚じゃない、流魂街の一住民だよ?
そんな愚かで野暮で十一番隊に相応しくない、何より美しくない風体を晒しに来た訳じゃないだろうね????」
「ついでにお前ら、ここん家・・・誰の家か分かってんだろうな・・・。」
「え????」
「・・・あのお冠な方々は、お前さんのお仲間かい?」
「つるりんとゆみちーっていうの。剣ちゃんは朝から出かけちゃったから、いっしょに二人が来てくれたの。
剣ちゃんも、御礼を言ってたって伝えてほしいって。」
「おやおや・・・賑やかな御礼だこと。」
(それからしばらくたった年の瀬・・・・)
「ばーちゃん、今戻った。急いで大掃除と年越しの準備・・・を・・・・」
「おや、お帰り。寒かったろうから早よう囲炉裏に当たりなさい。」
「・・・あのさ、なんか掃除、終わってないか??
そういえば薪とかも十分に積みあがってるし・・・何故だ???何があった???」
「いや、お前さんのお仲間の死神さんたちが手伝ってくれてね・・・一宿一飯のお礼だって言って、綺麗にしてくれたり薪を割ってくれたり色々としてくれたんじゃよ。
入口の建具も前のよりも立派なものにしてくれて、障子の張替えとかもしてくれてね・・・孫が年の瀬には戻るから大丈夫じゃよと言ったんじゃがの。」
「俺の仲間の死神・・・?どこの誰だ・・・?
しかも『死神さんたち』ってことは、一人じゃねぇよな・・・・。」
「お茶でも飲んで一息付きなさい。甘納豆も林檎もあるからね。」
「あ・・・うさぎだ。懐かしいなぁ・・・。」
「昔は冬獅郎もコレで喜んだものだねぇ。いつの時代もコレはみんな大好きなのかね。」
「あまり昔の話をするなよばーちゃん・・・。」
・・・つながりの悪いお話、失礼致しました。。。
でも、シロちゃんおばあちゃんは・・・かなり肝が据わっているというか、達観している方だろうなと勝手に思ってます。
(シロちゃんを引き取ったり、自分から「死神になる」と言いだすまでずっと待ち続けてたり・・・。)
脈絡は・・・ないです。
かなり読みにくいです。
『林檎うさぎと御礼返し』
「・・・おや?」
「・・・疲れちゃった。剣ちゃんもどこかに行っちゃったし・・・。」
「お前さん、もう日も暮れたというのに、何をしてるんだい?」
「・・・つかれちゃったから、休んでるの。剣ちゃんと離れちゃったし。」
「剣ちゃん・・・?お友達かい?」
「うん!!でももっと大事なの。」
「お前さんは、死神さんだね?黒い衣装に刀を挿してるからね。」
「そうだよ。」
「此処から瀞霊廷の門まで遠くも無いけれど、さすがにお前さんを一人で行かせるのは危ないねぇ。
誰か他の死神さんと連絡は取れないのかね?」
「取れたら迷子になってないよ?でも連絡取れても迷子になってるかもね。」
「仕方ない、お前さん、今日はうちに泊まってお行き。狭くて何も無いけれど、暖ぐらいは取れるよ。」
「いいの?」
「ああ、かまわないよ。夕餉もまだじゃろ?食べて休んでいきなされ。」
「お前さん、名前はなんていうのかね?」
「やちる。剣ちゃんがつけてくれたの。」
「剣ちゃん、というのは、お前さんの親御さんみたいなものなのかい?」
「剣ちゃんはやちるにとってもっと大事なの。」
「ハハハ、そうかいそうかい。
お前さんを見ていると、本当にその剣ちゃんはお前さんを可愛がってくれているんだねぇ。」
「うん!!」
「だとすると、お前さんが迷子になっていて心配し取るんじゃないかのう・・・。」
「大丈夫!!迷子になるのはいつものことだから。剣ちゃんも私も。」
「まぁ、お前さんが一人前の死神さんなところを見れば、心配は無用なのかもしれんがのう。
・・・私の孫も死神でね・・・お前さんよりもちょいと年上くらいかね。
あの塀の向こうで、一生懸命に頑張っていると聞いてるよ。」
「へぇ!!そうなんだ~。」
「だからお前さんを見ておると、孫のことも思い出すし・・・お前さんの仲間が、孫よりも小さいのに死神をやってるお前さんのことを心配しておるんじゃないかと思えてね。」
「えへへ。でも大丈夫。みんな私が強いって分かってるから♪」
「・・・さ、たんとお食べ。あまり良いものは食べさせてはやれないけれど。」
「そうじゃ、昨日・・・いいものを貰ったんじゃ。」
「?」
「ほれ。これじゃ。」
「・・・りんご?」
「あまり色づきは良くないといっていたが、この辺りでは十分に立派な林檎じゃよ。
お前さんの手に乗るくらい小さいねぇ・・・。」
「本当だ、ちっちゃい。でもかわいい!!」
「ねえ、おばあちゃん、コレ食べてもいいの?」
「ああ、勿論じゃ・・・。
おお、そうじゃ、ちょっと待てるかの?」
「ん?どうしたの??」
「お前さん、こんなのは好きかい?」
「・・・包丁?」
「まぁ、見ててごらん。」
さくさくさく・・・・
「ほうら。」
「・・・うわぁ、うさぎさん!!」
「おや、喜んでくれたかい?」
「すご~い!!」
「久々に作ったんじゃが、喜んでもらえてよかったねぇ。」
「おばあちゃんすごい!!鬼道みたい!!」
「おや、死神さんたちの使う力には及びなどはしないよ。」
「ううん、こんなに可愛いの初めて見た!!みんなこんなこと出来ないよ??」
「さ、色が変わらないうちにお食べ。甘い林檎だと言っていたよ。」
「おばあちゃん、もっとうさぎ!!うさぎがいい!!」
「おやおや、本当に気に入ったのかね・・・じゃあ、もっと作ってあげるからね。」
「わーい!!」
(翌朝)
「さ、これを持ってお行き。薄い塩水につけておいたから、もうしばらくは色が変わらないじゃろ。」
「うさぎさんがたくさん!!」
「丁度いい包みがなかったから、おにぎりのように竹の子の皮に包んでおくからね。」
「ありがとう!!」
「じゃ、瀞霊廷の門の近くまでお前さんを連れて行こうかね。日も出てきたから外に出ても大丈夫じゃろ。」
「おばあちゃん、」
「なんだい?」
「おばあちゃんの手、しわくちゃだね。」
「そりゃあ、年を取った手だからね。しわくちゃにもなるよ。」
「でも、あったかいお料理作ったり、林檎をうさぎにしたりできる、すごい手なんだね!!」
「そうかい?」
「うん!!
あたしの居る隊はね、鬼道を使っちゃいけないみたいなんだけれど、おばあちゃんみたいなのだったらみんなビックリして使っても大丈夫だって言うかも!!」
「さて、ここまでじゃな・・・お前さんしか此処から先には行けぬから。」
「え~!!」
「ほら、お行き。みんな心配しとるじゃろうからね。」
「またうさぎ、作ってくれる?」
「ああ、またおいで。でも皆に心配掛けないように、ちゃんと明るいうちにおいで。」
「うん!!じゃーね、おばあちゃん!!」
「・・・ってことがあったの。」
「なるほど、それで林檎を・・・。」
「へぇ、この副隊長をそんなに手厚くもてなしてくれたんじゃあ、ちったぁ御礼に行かなきゃならねぇな、弓親。」
「そうだね、一角。どんな方なのかお顔合わせをしたいものだね。」
「・・・おい、草鹿副隊長が昨日流魂街でエライ目に遭ったらしいぜ。」
「ハァ?あの副隊長が?冗談だろ??」
「いや、俺もまさかとは思ったんだけどよ、さっき副隊長と斑目三席と綾瀬川五席が話をしているのが聴こえてよ。御礼参りに行かなきゃならねって。」
「そんなにひでぇ目に遭ったのか??そりゃ黙っちゃ居られねぇな、十一番隊としてはヨォ・・・。」
「おいババア、昨日はうちの隊の副隊長が世話になったようだな!!
落とし前をつけに来させてもらったぜ。」
「・・・なんだい、客人かと思えば死神さんが乱暴に戸を開けて。壊れたらどうするんだい?」
「しらばっくれんじゃねぇぞ!!昨日テメェが散々な目に遭わせた死神ってのはよ、」
「・・・あれ?みんなどうしたの?」
「く・・・草鹿副隊長ぉぉぉ???」
「何だお前ら、ここん家に何しに来た?」
「斑目三席!!・・・いや、何しにって、昨日草鹿副隊長がこの家のババアに」
「ああ、迷子になっていたところを泊めてもらって、色々とお世話になったんだよ。
とてももてなしてもらって、林檎のお土産まで貰って・・・ほくほくしながら帰ってきたからね。
あまり心配はしていなかったけれども、まさかお土産付きで戻ってくるとは思わなかったよ。」
「じゃあ、その・・・御礼参りとかいうのは・・・・」
「草鹿副隊長の一宿一飯の御礼さ。
この副隊長のことだから、そういうことを考えちゃいないだろうからね。
ちゃんとご挨拶と御礼に伺わなければと思って此処まで案内してもらったのさ。」
「・・・本当の御礼だった・・・んすか・・・?」
「・・・で、お前ら、何でこんな軒先で刀を抜いてんだ?アァ??」
「しかも建具まで踏み倒して・・・盗賊ごっこでもするつもりだったのかい?」
「え、あ・・・そ・・・その、コレは・・・・」
「まさか、草鹿副隊長の恩人に、其れを向けるような真似をしようとしたわけじゃネェだろうな?」
「ましてや相手は虚じゃない、流魂街の一住民だよ?
そんな愚かで野暮で十一番隊に相応しくない、何より美しくない風体を晒しに来た訳じゃないだろうね????」
「ついでにお前ら、ここん家・・・誰の家か分かってんだろうな・・・。」
「え????」
「・・・あのお冠な方々は、お前さんのお仲間かい?」
「つるりんとゆみちーっていうの。剣ちゃんは朝から出かけちゃったから、いっしょに二人が来てくれたの。
剣ちゃんも、御礼を言ってたって伝えてほしいって。」
「おやおや・・・賑やかな御礼だこと。」
(それからしばらくたった年の瀬・・・・)
「ばーちゃん、今戻った。急いで大掃除と年越しの準備・・・を・・・・」
「おや、お帰り。寒かったろうから早よう囲炉裏に当たりなさい。」
「・・・あのさ、なんか掃除、終わってないか??
そういえば薪とかも十分に積みあがってるし・・・何故だ???何があった???」
「いや、お前さんのお仲間の死神さんたちが手伝ってくれてね・・・一宿一飯のお礼だって言って、綺麗にしてくれたり薪を割ってくれたり色々としてくれたんじゃよ。
入口の建具も前のよりも立派なものにしてくれて、障子の張替えとかもしてくれてね・・・孫が年の瀬には戻るから大丈夫じゃよと言ったんじゃがの。」
「俺の仲間の死神・・・?どこの誰だ・・・?
しかも『死神さんたち』ってことは、一人じゃねぇよな・・・・。」
「お茶でも飲んで一息付きなさい。甘納豆も林檎もあるからね。」
「あ・・・うさぎだ。懐かしいなぁ・・・。」
「昔は冬獅郎もコレで喜んだものだねぇ。いつの時代もコレはみんな大好きなのかね。」
「あまり昔の話をするなよばーちゃん・・・。」
・・・つながりの悪いお話、失礼致しました。。。
でも、シロちゃんおばあちゃんは・・・かなり肝が据わっているというか、達観している方だろうなと勝手に思ってます。
(シロちゃんを引き取ったり、自分から「死神になる」と言いだすまでずっと待ち続けてたり・・・。)
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この記事にコメントする
好き、こんなお話し^^
さー坊さん、こんばんは!!
ご飯の支度しなきゃいけないんだけど・・・
熱があろうと他に家事をしてくれる人がいないのは、ちょっと哀しくなりますね。
わたしも誰かにうさぎリンゴ作ってもらいたいなぁ。
考えて見たらお母さんやおばあちゃんは、誰に作ってもらえるんだろう。
私も結婚して以来、実家で母にうさぎリンゴを作った事ないなぁ・・・なんて作品と関係ない事を長々とごめんなさい
こんな風に読後に色々と思いを馳せられる作品は、とても深いのだと思います。
本当に素晴らしい一作をありがとうございました。
ご飯の支度しなきゃいけないんだけど・・・
熱があろうと他に家事をしてくれる人がいないのは、ちょっと哀しくなりますね。
わたしも誰かにうさぎリンゴ作ってもらいたいなぁ。
考えて見たらお母さんやおばあちゃんは、誰に作ってもらえるんだろう。
私も結婚して以来、実家で母にうさぎリンゴを作った事ないなぁ・・・なんて作品と関係ない事を長々とごめんなさい
こんな風に読後に色々と思いを馳せられる作品は、とても深いのだと思います。
本当に素晴らしい一作をありがとうございました。
Re:好き、こんなお話し^^
ローガン様、いらっしゃいませ。
そして昨日(今日?)は色々とお邪魔しつつ有難うございました♪
今回のコメントを頂いてから時間が経ってしまいましたが、お加減は如何でしょうか??
(いや、コメント欄から体調が芳しくないのだろうな、というのが伝わりますゆえ)
>わたしも誰かにうさぎリンゴ作ってもらいたいなぁ。
>考えて見たらお母さんやおばあちゃんは、誰に作ってもらえるんだろう。
>私も結婚して以来、実家で母にうさぎリンゴを作った事ないなぁ・・・なんて作品と関係ない事を長々とごめんなさい
私も、実家ではうさぎ林檎は作ったことがありません。
作ろうとしても、家族分の林檎を剥くとなると『大量生産』をしなければならないので・・・うさぎにしている時間がない、という!!
(本当にうさぎ林檎は時間のある時にやってもらえる我が侭、だったんですよね。)
ただ、父方の実家に行った際には、ドヤ顔で従妹達に披露しております(おい!!)
もしかしたら、以前育ての母(実の伯母でもあります)が私に作ってくれたように、甥っ子にとって伯母である私が作ったりするのかもしれませんね。
その時には、彼が生まれてきた『あの時』とは打って変わって穏やかな時間が流れているといいな、と思えます。
今回一番書きたかったのは、おそらく2つのシーンだと思います。
どちらもやちるちゃんに経験してほしかっただろうものです。でも押し付けがましくなく・・・。
あの子にはどうも『剣ちゃん』や『死神仲間』とは違う別の存在とも触れ合ってもらいたい、温もりを知って欲しい、と思えてしまって。
お読みくださって有難うございました!!
そして昨日(今日?)は色々とお邪魔しつつ有難うございました♪
今回のコメントを頂いてから時間が経ってしまいましたが、お加減は如何でしょうか??
(いや、コメント欄から体調が芳しくないのだろうな、というのが伝わりますゆえ)
>わたしも誰かにうさぎリンゴ作ってもらいたいなぁ。
>考えて見たらお母さんやおばあちゃんは、誰に作ってもらえるんだろう。
>私も結婚して以来、実家で母にうさぎリンゴを作った事ないなぁ・・・なんて作品と関係ない事を長々とごめんなさい
私も、実家ではうさぎ林檎は作ったことがありません。
作ろうとしても、家族分の林檎を剥くとなると『大量生産』をしなければならないので・・・うさぎにしている時間がない、という!!
(本当にうさぎ林檎は時間のある時にやってもらえる我が侭、だったんですよね。)
ただ、父方の実家に行った際には、ドヤ顔で従妹達に披露しております(おい!!)
もしかしたら、以前育ての母(実の伯母でもあります)が私に作ってくれたように、甥っ子にとって伯母である私が作ったりするのかもしれませんね。
その時には、彼が生まれてきた『あの時』とは打って変わって穏やかな時間が流れているといいな、と思えます。
今回一番書きたかったのは、おそらく2つのシーンだと思います。
どちらもやちるちゃんに経験してほしかっただろうものです。でも押し付けがましくなく・・・。
あの子にはどうも『剣ちゃん』や『死神仲間』とは違う別の存在とも触れ合ってもらいたい、温もりを知って欲しい、と思えてしまって。
お読みくださって有難うございました!!
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花個紋時計
プロフィール
HN:
さー
性別:
女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
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