・・・もう『ヒント』のところで答えが丸出しですね。
はい、昨年・・・生まれて初めて『エスカルゴ』を頂いたんです。

そう、こんな夏の午後で、東京の銀●にある、美味しいお店だったんです。
（立地もあって、お値段もデザート以外全てが４ケタ・・・だったのですが、そのお値段に納得できるくらいに美味しいお店だったんですよ！！）
其処は会社の方の行きつけのお店で、「気軽に入れそうなところのほうがいいな」ということで・・・其処に他の方々と計４人で一緒に行き、コースではなくて適当に人数分頼んで・・・・
（といっても、ちっとも雰囲気が気軽じゃなかった！！・・・少しずつ慣れていけばいい、と店を選んだ方が仰ったけれども。）

その中の一品が、『エスカルゴ』だったのです。

４人分のエスカルゴがテーブルに並んで・・・ふと、思い出したんです。
「私、巻貝ダメじゃなかったっけ？？？」
しかし『苦手です』という前に（気付かぬうちに）既にオーダーされていた！！！！

それに気付いた他の方が、
「あれ？水島は貝類苦手じゃなかったっけ？」
「う・・・
でも、サ●エとか、肝が付いているものはダメですが、ツブ貝の煮付けみたいに
肝が付いて無ければ多分・・・大丈夫、かも・・・しれない・・・・
結構巻貝って歯ごたえあるもの多いし、歯ごたえあれば結構平気・・・・」

「ま、食わず嫌いってのもあるかもしれない、食べてみなよ・・・」と、
オーダーした張本人が仰るものですから、意を決してエスカルゴ用のハサミを手にし、
熱々のお皿の上でトマトソースの掛かったエスカルゴを捕まえ、
一緒に出てきた竹串みたいなもので中身を突き刺して・・・・
肝が付いていないことを確認してソレを口にしたとき・・・・

ツブ貝とは違う、ふにっ・・・という食感。
ふにっ、って！！ふにって何？？？？

しかも噛めない？？？？飲み込めない？？？？何で？？？？
もしかして体が『私は拒絶する』してる？？？？

そして私の脳内には、大音量で（多分幻聴）、
『で～んで～んむ～しむ～しか～たつ～むりぃ～♪』
の、アノ童謡が元気よく流れ始めたのです。

そこでふと冷静になって・・・
『私、あの『カタツムリ』食べちゃった・・・・』

後から伺ったのですが、その時の私は硬直していたようで・・・
お店の人が心配して水を持ってきてくださったりしたそうです。
（頼んだ本人も「これはやばい」と思ったそう。）

「み、水島？・・・トイレ行く？」
「大丈夫・・・でも飲み込めない・・・」
「ホラ水貰ったから、此れと一緒に飲み込んじゃえ。」
「いや、パンと一緒のほうが・・・」

なんとかパンと水で飲み込んで、ふぅ・・・と一息。

「やっぱり水島には巻貝はダメみたいだな。
食わず嫌いじゃなくて、本当に食べてもダメなのか・・・・」
「・・・すみません・・・。
でも、このソースは美味しいし、好きです」

・・・ということで、私の皿に残ったエスカルゴたちは他の３人の方に引き取られ、私は残ったソースをパンにつけて食べてました。

それ以来「水島には『アブラナ系の辛いもの（わさび・辛子）』と『巻貝（かたつむｒ・・・もといエスカルゴ含む）』は与えてはいけない」という暗黙のルールが出来たようで・・・。
今でも笑いのネタになっております。

でもね、頼むから・・・
『人の嫌いなものくらい確認してからオーダーしてください！！』
・・・と声を大にして今でも言いたい。

・・・ちょっと足を伸ばして、行ってきたのは「鷲宮神社」
はい、『ら●☆すた』という作品で有名になった場所です。




何故正面の画像を出さないのか？
それは後ほど理由が分かりますよ♪


でも、この神社はかなり昔から有名な神社で、『らき☆●た』抜きにしても本当に凄い場所なんですよ。
（どう凄いかは、まぁググって見てください。其のほうが私が説明するよりも早くて分かりやすいです！！）


で、なぜ今日伺ったのかというと・・・
此れらがあったから。

①夏越祭
多くの神社では、これを６月３０日に行うのですが、この神社では旧暦で行うんです。
今日は休日というのもあり、この茅輪くぐりをする為に多くの参拝客の方がいらっしゃっていました。
私も茅輪くぐりを行った後で人型流しをさせていただき、お札と御朱印を頂いてまいりました。



②土師一流催馬楽神楽（はじいちりゅうさいばらかぐら、と読みます）

この舞殿で年に数回披露される、一社相伝の神楽なんですが、国の重要無形文化財に指定されているという・・・かなりのものなんです。
元々は世襲で伝えられてきたものらしいのですが、戦後に一時消滅の危機に遭い、再興の後は地域の伝統芸能として受け継がれることになったそうです。

此処の神楽の特徴として、神事に仕える巫女の方とは別に神楽専門の「神楽巫女」と呼ばれる巫女の方がいらっしゃって、必ず『少女』（幼稚園児～中学１年）がその役につく、ということです。
（話によると・・・かなり珍しいとのこと。衣装も普通の巫女の方とはちょっと違います。）
元々はこの「神楽巫女」も世襲だったらしいのですが、今ではやはり地域のお子さんがされているとのこと。
勿論、仮に引退したあとも・・・拍子方として演奏を学んだり、女性が舞う別の神楽を学んだりするそうです。

で、私は午後から拝見させていただいたのですが・・・
所謂『国産み』のお話です。
・・・まさか疚しいことを想像される方はいらっしゃらないとは思いますが。。。

御目出度い舞、ですからね？



かなり動きの激しい、ダイナミックな神楽の舞なのですが、女神を演じられている方・・・実は男性ではなくて女性です。



面をつけていらっしゃるのに何故女性だと分かるのか？
それは・・・拍子方が唄う節とは別に、演じていらっしゃる方ご自身が唄われる場所があって、そこで女神を演じられている方も唄われていたから。
勿論、髪の長さや面で覆われていない顔のパーツ、手指の様子からも女性だと分かります。

・・・結構この日も暑かったのですが、いや本当に素晴らしいものを見せて頂けて満足でした！！
何よりも、お疲れ様でした！！

他にも、境内にはこんなものが。
『酉の市』発祥の地だからでしょうか、境内には鶏や孔雀が飼育されていました。

右の『力石』、表面に何か文字が刻まれていたのですが、解読できず。。。



オマケ。




最寄り駅で展示されている、本当にお祭りで担がれる神輿です。
流石に此れには驚きましたが・・・・

自他ともに認める方向音痴（ただし、帰巣本能だけは強い）のため、
審査会場には他の方に教えていただく形で連れて行っていただきました。
・・・いくつかルートがあるのですが、一緒に行って良かった・・・。

で、会場について組み合わせを確認したところ、今回一緒に組むことになったのが中学生の女の子。
（しかも小柄でどうしましょうというくらいに・・・・）
とはいえ、試合は無いのでお互いに技を掛けたり掛けられたり・・・と言うだけですし、体格差はあれど審査にはそれ程影響はない、らしいので。

でも、こんなのがトホホなのではなくて。

当日一緒に組むことになった彼女から、『失礼ですがおいくつなんですか？』と聞かれ、続けて『私のお兄ちゃんと同じくらいかなと思ったんですが』と。。。
えっと、彼女が中１だそうなので、そのお兄ちゃんとなると・・・ええぇ？？？？？

「ちなみに、お兄ちゃんは幾つ？」
「えっと、高校2年生です。3級の審査で午後から来るんです。」

・・・やむなく、私は「あのね・・・」と言いつつ実年齢を伝えると、『えええええぇぇぇ？？？』と本気で叫ばれてしまいました。
すっぴんだったから尚更、なのでしょうか・・・？

「え、嘘でしょ？」
「いやホントだって・・・ここで年齢上にサバ読む意味が何処にあるの？？」
「え、だって・・・背は高いから高校生くらいのお姉さんかな？と思ったけれど、最初に顔合わせをしたときはちょっと上かな？くらいに思ってたし・・・」
「それはきっと初めて顔合わせをしたからで、きっと見慣れてくればそれなりの年だなって分かってくるよ」

その後、彼女の指導をされている先生にもお会いしたのですが・・・
「あれ？学生さん？高校生？？・・・いいお姉さんと組めたね。」
「いえ、その違うんです！！もう働いてますし！！」

で、彼女が耳打ちで先生に年齢を教えると、先生も本気で『え？？』と言いながらぽかんとしていらっしゃいました。

「いや、本当に学生じゃないの？？」
「社会人だし働いてます・・・運転免許証もあります・・・ご覧になりますか？」


・・・よく、大人の方々（私もそうですが）は、年を若く敢えて聞いてくることがあると思います。
年齢というものについてバイアスというか暗黙のルールが大人の間にはあると思うので。
勿論、私に「失礼ですが・・・」と年齢を聞いてくることがあっても、敢えてそのルールに則って『もっと若いと思っていた』的な感想を仰っていると思っていたんです。
ですが、そういうバイアスをまだまだ気にしない（と思われる）中学生の子から驚かれると、本気で凹みます。

しかし、此処まで幼く見られるというのは、どうも外見だけの要因では無いのではないか、と。
恐らくは、中身も年齢にそぐわない子どもではないか・・・と。
それがにじみ出ているのではないかな・・・とか・・・。

中身も大人にならねばならないな、まだまだ情けない子どもだ・・・と、自省したのでした。