自他ともに認める方向音痴（ただし、帰巣本能だけは強い）のため、
審査会場には他の方に教えていただく形で連れて行っていただきました。
・・・いくつかルートがあるのですが、一緒に行って良かった・・・。

で、会場について組み合わせを確認したところ、今回一緒に組むことになったのが中学生の女の子。
（しかも小柄でどうしましょうというくらいに・・・・）
とはいえ、試合は無いのでお互いに技を掛けたり掛けられたり・・・と言うだけですし、体格差はあれど審査にはそれ程影響はない、らしいので。

でも、こんなのがトホホなのではなくて。

当日一緒に組むことになった彼女から、『失礼ですがおいくつなんですか？』と聞かれ、続けて『私のお兄ちゃんと同じくらいかなと思ったんですが』と。。。
えっと、彼女が中１だそうなので、そのお兄ちゃんとなると・・・ええぇ？？？？？

「ちなみに、お兄ちゃんは幾つ？」
「えっと、高校2年生です。3級の審査で午後から来るんです。」

・・・やむなく、私は「あのね・・・」と言いつつ実年齢を伝えると、『えええええぇぇぇ？？？』と本気で叫ばれてしまいました。
すっぴんだったから尚更、なのでしょうか・・・？

「え、嘘でしょ？」
「いやホントだって・・・ここで年齢上にサバ読む意味が何処にあるの？？」
「え、だって・・・背は高いから高校生くらいのお姉さんかな？と思ったけれど、最初に顔合わせをしたときはちょっと上かな？くらいに思ってたし・・・」
「それはきっと初めて顔合わせをしたからで、きっと見慣れてくればそれなりの年だなって分かってくるよ」

その後、彼女の指導をされている先生にもお会いしたのですが・・・
「あれ？学生さん？高校生？？・・・いいお姉さんと組めたね。」
「いえ、その違うんです！！もう働いてますし！！」

で、彼女が耳打ちで先生に年齢を教えると、先生も本気で『え？？』と言いながらぽかんとしていらっしゃいました。

「いや、本当に学生じゃないの？？」
「社会人だし働いてます・・・運転免許証もあります・・・ご覧になりますか？」


・・・よく、大人の方々（私もそうですが）は、年を若く敢えて聞いてくることがあると思います。
年齢というものについてバイアスというか暗黙のルールが大人の間にはあると思うので。
勿論、私に「失礼ですが・・・」と年齢を聞いてくることがあっても、敢えてそのルールに則って『もっと若いと思っていた』的な感想を仰っていると思っていたんです。
ですが、そういうバイアスをまだまだ気にしない（と思われる）中学生の子から驚かれると、本気で凹みます。

しかし、此処まで幼く見られるというのは、どうも外見だけの要因では無いのではないか、と。
恐らくは、中身も年齢にそぐわない子どもではないか・・・と。
それがにじみ出ているのではないかな・・・とか・・・。

中身も大人にならねばならないな、まだまだ情けない子どもだ・・・と、自省したのでした。