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イチゴ系です。でも一護氏ではないですよ。
最初は、こちらのイチゴ系で。
木苺。ラズベリーそのもの。
西洋では、昔からジャムにしたり生食にしたりと身近な植物だそうですね。
私の小さい頃、通学路横にコレが生えてました。
(食べませんでしたが・・・)
最近では贈答用の鉢植えも売られているようです。
結構強い植物なので、育てるのも楽なんですよ。
・・・ちょっと、トゲが痛いけれど。
今回は、この木苺の花言葉を聞いて・・・ふと浮かんだのです。
花言葉は『良心の呵責』。
(どうしてそんな花言葉になったのか・・・興味のある方は調べてみてください。なるほどね・・・と私は思いました。)
此の方には、そのようなものが有るのか、無いのか・・・。
今回は、剣ちゃんでいってみたいと思います。
彼は本能のままに生きているといっても過言では無いと思いますが、そんな彼がふと・・・本能から切り離されたところで、自分以外の他人のために何かを思うとしたら・・・どんな感じなんだろうか、と思ったのです。
『些細な棘に痛みを知るとき』
「剣ちゃん、良いもの見つけたの。
真っ赤で血みたいでしょ?美味しいんだよ!!」
オレは小せぇガキには興味もねえし、煩せぇヤツは片っ端から叩き斬る性分だ。
それは誰に対しても変わりゃしねぇ。
コイツだろうと特別扱いはしねぇつもりだし、現にしちゃいねぇよ。
コイツが勝手に離れていくならそれで構わねぇし、
コイツがオレの目の前で切られようと、コイツの運がそれで尽きたと思うだけだ。
それも誰に対しても変わりゃしねぇよ。
けどよ、コイツは・・・コイツだけは今まで出会ってきたヤツと根っから違っていた。
血まみれのオレに向かって、笑いやがった!!
今までオレと対峙したヤツは、余程のことがなけりゃビビりやがる。
そんなオレに噛み付いてきたヤツも数知れねぇ。
そんなオレに、初めて笑ったのがコイツだ。
「ねぇ、剣ちゃんも食べる?美味しいよ木苺」
「・・・ン?」
オレに、こんな風にモノを勧めてくるヤツも、コイツだけだろう。
コイツは最初からそうだった。
こんなヤツだったから・・・オレはコイツに名前を付けたんだろうな。
適当な名前なんかじゃねぇ、オレにとって意味のある名前を、だ。
「・・・いらないの?」
といってもよ、オレが勝手に拾い、名前をつけたところで
オレはこれっぽっちも責任なんて感じねーよ。
コイツが何かやらかしたとしても、またコイツ自身に何かあろうとも、な。
コイツが自分でやったことには、自分で落とし前を付けろ、というのがオレのあり方だ。
でもな、仮にもよ、
オレに良心の欠片があるとしたらよ・・・
「剣ちゃん、甘いの・・・嫌い・・・?」
こういう顔をされるとよ、柄にも無えが・・・チクリ、と何かが痛みやがる。
戦いでバッサリ斬られるよりも性質が悪い。
こんなもん、些細な棘で引っかかれたようなモンなのによ。
「オイ・・・一つ、よこせ。」
「うん!!」
コイツの悲しい顔だけは見たくねぇし、させたくねぇ。
ましてや、オレのすることでそんな顔をさせることだけはな。
ソレがたとえ、些細な食い物のことであったとしても、だ。
「おいしい?」
「・・・酸っぺぇな、此れ」
・・・剣ちゃんは、やちるちゃんにだけは他者とは違うものを持っているような気がして。
そして、彼女に対してだけは・・・何だかんだ言いながらも、自分のすることで傷つけたくはないんだろうな、と思えてしまうのです。
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息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
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