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「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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今日は、わたくしが『かきもの』にてご贔屓にしているルキアさんの御誕生日。
(公式でもそうなってます。)

ルキアさん、御誕生日おめでとうございます!!

ですが・・・大変申し訳ないことに、『御誕生日記念かきもの』がですね、
なんとも不穏な空気になっております。
拙宅らしくない、といえばそうかもしれません。

御題は、こちら。
shaga2.jpg『しゃが』
春先に、日陰の辺りによく咲いている、薄紫色の菖蒲の仲間です。
少なくとも拙宅地方では普通に咲いている花ですし、菖蒲よりもずっと小ぶりで花姿も可愛いので、愛好家は多いです。

で、こちらの愛らしい『しゃが』なのに、何故不穏な空気なのかと申しますと、花言葉をお調べ頂ければ分かります。
(いちおう、続きに・・・こんなものを書いた経緯や今後の予定を書いておきますが。)

季節は今の気候ではなくて、春先・・・しゃがが時期に遅れることなく咲いている頃だと思ってください。
何か事件があったのか、春先にルキアさんに物思うところがあったのか。。。
春って、秋と同じくらいに感傷的になりやすい季節でもありますからね。

勿論・・・大団円になるようにしますよ、頑張る。。。
 

とあるお宅で『ブリコン2』のお話が出てまして。
そこでルキアが唄っている歌の歌詞がですね、反抗期真っ最中のように聞こえてきまして。
思わずコメントに「ルキアが家出?出奔?兄様泣くぞ!!」とのたまいました。

・・・そして、「言いだしっぺの法則」が適用され、今ここに至るわけです。
そんなおいしい妄想、言い出したなら書きましょう、と。。。

ということで、ルキアさんの絶賛反抗期中というか、家出(と、その顛末)が今回のテーマです。
(ちなみにシャガの花言葉は『反抗、私の成長を認めて』・・・・)
ただ、家出をするだけだとつまらない(し、拙宅の内在的『かきものルール』にも反する)ので、本日分を入れて5回に分けて、それぞれ別の花を御題にハッピーエンドに向けてUPするつもりです。
ただ、どうしても1種類だけ異様に長くなっている(クライマックスっぽいから?)ので、それだけ前編と後編、とかに分けるかもしれません。
最終回の目標は兄様の誕生日(1/31)に大団円をUPすること。
・・・ちなみに、上手く計画が進めば・・・兄様誕生日UPかきものが100作目、に、なる予定・・・。
(100作目記念と兄様誕生日記念をぶつけました。。。すみません。。。)

なお、公式でルキアさんの昇格の経緯はまだ語られておりませんが、その辺を捏造したネタがこれから先出てくるかもしれませんので、苦手な方はご注意下さい。
(鋭意かきもの中ですので、方向転換した挙句一切触れない可能性もあるのですよ。。。)


 『日陰の花にはなりたくない』

 
何故、兄様は私を正面から見てくださらないのか。
何故、私を認めてくださらないのか。
 
何故・・・何故・・・・
 
私は朽木ルキア、護廷十三隊に所属する、れっきとした一人の死神。
私は朽木ルキア、養子であれど、朽木の名を此の小さな背に負う者。
 
私は・・・・
 
私は兄様の着せ替え人形ではない。
私は兄様の愛玩動物でもない。
 
私は、兄様の・・・・
 

穏やかに陽の光がこの間に射すものだから。
私の苛立ちややるせなさが逆に募る羽目になって。
 
嗚呼、もう耐えられない。

 
ふと、庭の隅を見やればしゃがの花。
薄い紫がこちらをちらりと覗いていた。
 
日陰でそっと花を開くだなんて。
 
「堂々と日の下で花開くこともなく、己の有りの侭も伝えられぬだなんて。
・・・私と、一緒だな。」

 
庭に慎ましく咲くしゃがの花。
此の花に何の罪も無いけれど。
 
一輪、引き千切るように摘み取り。
日の当たらぬ文机の上に放り投げた。
 
文机の上には、先程まで八つ当たりをするかのように筆を叩き付けていた半紙。
叩きつけられ萎れたしゃがは、墨に濡れて泣いているようだ。
 

「私はお前のようになるのだけは、御免だ。」

 
風呂敷にわずかばかりの荷物を包み。
それから・・・とあるところに足を伸ばして。
 
「・・・触れてはいけないものというわけでは無いはず。」
 
それを懐に収め、何食わぬ顔で家の門の前へ。
玄関を振り返ることもなく、後ろ髪を引かれる事も無かった。

 
結果的に勘当されたって構わない。
朽木の家から追放されても構わない。
 
ここにずっと居たら、私がおかしくなってしまう。
 
だから私は此処を去る。
貴方の許へは戻らない。
 
私の気が済むまでは。
貴方が気づいてくれるまでは。
 
いっそのこと自由になれるならば、貴方はずっと気づかなくてもいい。
其処まで思ってしまう私は、果たしておかしいのだろうか。

 
「確かに、おかしいな・・・普段ならば意に背くことなど無いに等しいのに。」

 
大きく一つ息を吐き、大きな朽木の門から一歩足を踏み出した。




・・・さて、ルキアさんはどうなってしまうのか。。。
そして兄様はどうするの??

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女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。

☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
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