「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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はい、エライことになっております、朽木兄妹の連作御誕生日ネタ。
今回の御題はこちら。
いわずと知れた、シイタケです。
以前、海藻(海松)でかきものをしたことはございますが、菌類は初めてです。
でも今後地衣類とかミドリムシとか藍藻類とかそっち系に行くかどうかは・・・・
そして、それほど多くは無いようですが・・・キノコ類にもあるのだそうです。
『花言葉』が!!
いや、菌類の段階で『花』言葉というのもちょっとおかしいような。。。
今回は、「置いていかれてしまった人」の視点でモヤモヤを書きつくろいます。
大きな動きがあるとすれば、次回以降になるかと思います。
(でも大団円はお約束で。そうじゃないと私が嫌だと言うのもあります。。。
そして次回以降の品を書きながらちょっと爽快感を感じていたり。)
でも、書いていて思いました・・・
「そんなことを考えているからこそ、(拙宅の)ルキアさんに逃げられるんだよ!!」と。
・・・ま、逃げられてしまうように書いているわけですが。。。
というわけで、今回は結構思いつめていらっしゃるのか、かなり中二病入っているのではないかと思わざるを得ない思考になっておりますので、念のためご注意を。
裏に入ったりとか、流血沙汰を求めたりとか、そういうのはございません。拙宅ルールは死守いたしますゆえ。
・・・それでもきっと、表情には微塵も出さないんだろうな、この人。
今回の御題はこちら。
いわずと知れた、シイタケです。
以前、海藻(海松)でかきものをしたことはございますが、菌類は初めてです。
でも今後地衣類とかミドリムシとか藍藻類とかそっち系に行くかどうかは・・・・
そして、それほど多くは無いようですが・・・キノコ類にもあるのだそうです。
『花言葉』が!!
いや、菌類の段階で『花』言葉というのもちょっとおかしいような。。。
今回は、「置いていかれてしまった人」の視点でモヤモヤを書きつくろいます。
大きな動きがあるとすれば、次回以降になるかと思います。
(でも大団円はお約束で。そうじゃないと私が嫌だと言うのもあります。。。
そして次回以降の品を書きながらちょっと爽快感を感じていたり。)
でも、書いていて思いました・・・
「そんなことを考えているからこそ、(拙宅の)ルキアさんに逃げられるんだよ!!」と。
・・・ま、逃げられてしまうように書いているわけですが。。。
というわけで、今回は結構思いつめていらっしゃるのか、かなり中二病入っているのではないかと思わざるを得ない思考になっておりますので、念のためご注意を。
裏に入ったりとか、流血沙汰を求めたりとか、そういうのはございません。拙宅ルールは死守いたしますゆえ。
・・・それでもきっと、表情には微塵も出さないんだろうな、この人。
シイタケの花言葉は、なんと『疑い』。
・・・ルキアさんの突然の家出に、兄様は困惑。
そしてあれやこれやと色々と疑念を持ち始めるわけです。
(自分のせいだとは思わないあたりが全くもう・・・困った方だ。)
それでも顔色には出さない兄様。
(気づく人は雰囲気で気づいてくれるけれども。)
『芳しい、疑惑』
ルキアが、消えた。
言葉の通り、忽然と・・・・
文机の上には、筆で書きなぐられた書と、萎れたしゃがの花。
いや、書きなぐられたという状況のものではない。
そこに文字など無かった、あったのは筆をぶつけ墨を撒き散らしたような残骸だけであった。
霊圧を探るも、屋敷の中にもおらぬ。
いや、瀞霊廷の中にもおらぬやもしれぬ。
気配が何処にも無い。
清家に問うても「存じ上げませぬが」の一言。
恐らくはルキアが一時的に外出していると思っておるのやも知れぬ。
余計な事は言わぬ方が良かろう。
「清家、茶でも持て。」
「御意。」
自室に篭り、幾ばくかの時が過ぎ、芳しい香りが漂ってきた。
清家が持ってきたのは緑茶・・・いや、茶ではなかった。
「清家、これは。」
「シイタケ茶でございます。」
「何の真似だ。」
「何の意味もございません。強いて申し上げるならば、健康に良いという話を薬師から伺いましたのと、白哉様の苛立ちを治めるのを助ける薬効があるのではと思ったまで。」
「余計なことを。」
「以前、苛立ちを押さえる成分、現世では「かるしうむ」と言うのだそうですが、それを吸収するのを助ける働きを持つものが入っているのだと伺いましたゆえ。
以前、ルキア様が現世にいらっしゃったときに、いらいらしているときには「かるしうむ」を摂るようにと御学友の皆様に勧められたそうでございます。
シイタケにはその「かるしうむ」の吸収を助ける栄養が多いのだとか。」
シイタケごときで、この苛立ちが収まるものか。
いや・・・苛立ってなどおらぬのだ。
ルキア一人がおらぬからといって、苛立つことなど。
ルキアが何処へ行ったのかが分からぬからといって。
ルキアが・・・・
私は以前と比べ、お前のことを良く見ていると自負している。
その自負は的外れだと笑う者もおるが、その様な下らぬ言など聞くにも値せぬ。
お前が何を好むのか、お前が何を喜ぶか。
一つずつ知っていくたびに、私はお前の新たな一面を垣間見る喜びを知るのだ。
そして、それらを目にしたお前の喜ぶ顔を見れば、更に私の内は満たされる。
今日はお前の好む店の甘藷饅頭を取り寄せたのだ。
それを美味そうにほおばる姿が脳裏に浮かんでは消える。
明日はお前の好む色の小紋が屋敷に届けられるであろう。
週末は其れを着て野山の散策も良かろう。
お前の好むものを用意したのだ。
お前の喜ぶものを準備したのだ。
お前の笑う顔をこの目に焼き付けたいのだ。
だのに、
お前は何処へ行ったのか。
家のものにも、ましてや私にも何も告げずに。
再び私の許から去ろうとでもいうのか。
何が気に食わぬのだ。
何が気に触るのだ。
何がお前の望みなのだ。
ちらりと脳裏を過ぎった、あの者への疑いの念。
私が邪魔になったが故に消えたのか。
私の他に気を許す者が出来たのか。
私を其れゆえに置いていこうというのか。
それがお前の望みか・・・・
邪推しか頭に浮かばなくなるほどに、私の内はお前で満たされているというのに。
お前の内には私の存在などおらぬに等しいのか。
私以外にお前を・・・・
私以外がお前を・・・・
許さぬ。
許さぬぞ。
あの文机の上に広げられた書に、滲んで出来た漆黒の点々。
その黒さが、私の内に溜まり積もる何かに似ていた。
気を抜けば、その闇に飲まれるやもしれぬと思わずにいられぬほどに。
「・・・・」
それを飲み込み流すように、手の中の湯飲みに残ったシイタケ茶を一度に空けた。
芳しい茶如きで足掻いたところで、収まるわけもないと分かっていように。
兄様、ルキアさんのこと大事にしているのは分かるんですが・・・
その方向性が、ね・・・?
・・・此れに対してモノ言えるのは、一体誰なんでしょうか・・・?
・・・ルキアさんの突然の家出に、兄様は困惑。
そしてあれやこれやと色々と疑念を持ち始めるわけです。
(自分のせいだとは思わないあたりが全くもう・・・困った方だ。)
それでも顔色には出さない兄様。
(気づく人は雰囲気で気づいてくれるけれども。)
『芳しい、疑惑』
ルキアが、消えた。
言葉の通り、忽然と・・・・
文机の上には、筆で書きなぐられた書と、萎れたしゃがの花。
いや、書きなぐられたという状況のものではない。
そこに文字など無かった、あったのは筆をぶつけ墨を撒き散らしたような残骸だけであった。
霊圧を探るも、屋敷の中にもおらぬ。
いや、瀞霊廷の中にもおらぬやもしれぬ。
気配が何処にも無い。
清家に問うても「存じ上げませぬが」の一言。
恐らくはルキアが一時的に外出していると思っておるのやも知れぬ。
余計な事は言わぬ方が良かろう。
「清家、茶でも持て。」
「御意。」
自室に篭り、幾ばくかの時が過ぎ、芳しい香りが漂ってきた。
清家が持ってきたのは緑茶・・・いや、茶ではなかった。
「清家、これは。」
「シイタケ茶でございます。」
「何の真似だ。」
「何の意味もございません。強いて申し上げるならば、健康に良いという話を薬師から伺いましたのと、白哉様の苛立ちを治めるのを助ける薬効があるのではと思ったまで。」
「余計なことを。」
「以前、苛立ちを押さえる成分、現世では「かるしうむ」と言うのだそうですが、それを吸収するのを助ける働きを持つものが入っているのだと伺いましたゆえ。
以前、ルキア様が現世にいらっしゃったときに、いらいらしているときには「かるしうむ」を摂るようにと御学友の皆様に勧められたそうでございます。
シイタケにはその「かるしうむ」の吸収を助ける栄養が多いのだとか。」
シイタケごときで、この苛立ちが収まるものか。
いや・・・苛立ってなどおらぬのだ。
ルキア一人がおらぬからといって、苛立つことなど。
ルキアが何処へ行ったのかが分からぬからといって。
ルキアが・・・・
私は以前と比べ、お前のことを良く見ていると自負している。
その自負は的外れだと笑う者もおるが、その様な下らぬ言など聞くにも値せぬ。
お前が何を好むのか、お前が何を喜ぶか。
一つずつ知っていくたびに、私はお前の新たな一面を垣間見る喜びを知るのだ。
そして、それらを目にしたお前の喜ぶ顔を見れば、更に私の内は満たされる。
今日はお前の好む店の甘藷饅頭を取り寄せたのだ。
それを美味そうにほおばる姿が脳裏に浮かんでは消える。
明日はお前の好む色の小紋が屋敷に届けられるであろう。
週末は其れを着て野山の散策も良かろう。
お前の好むものを用意したのだ。
お前の喜ぶものを準備したのだ。
お前の笑う顔をこの目に焼き付けたいのだ。
だのに、
お前は何処へ行ったのか。
家のものにも、ましてや私にも何も告げずに。
再び私の許から去ろうとでもいうのか。
何が気に食わぬのだ。
何が気に触るのだ。
何がお前の望みなのだ。
ちらりと脳裏を過ぎった、あの者への疑いの念。
私が邪魔になったが故に消えたのか。
私の他に気を許す者が出来たのか。
私を其れゆえに置いていこうというのか。
それがお前の望みか・・・・
邪推しか頭に浮かばなくなるほどに、私の内はお前で満たされているというのに。
お前の内には私の存在などおらぬに等しいのか。
私以外にお前を・・・・
私以外がお前を・・・・
許さぬ。
許さぬぞ。
あの文机の上に広げられた書に、滲んで出来た漆黒の点々。
その黒さが、私の内に溜まり積もる何かに似ていた。
気を抜けば、その闇に飲まれるやもしれぬと思わずにいられぬほどに。
「・・・・」
それを飲み込み流すように、手の中の湯飲みに残ったシイタケ茶を一度に空けた。
芳しい茶如きで足掻いたところで、収まるわけもないと分かっていように。
兄様、ルキアさんのこと大事にしているのは分かるんですが・・・
その方向性が、ね・・・?
・・・此れに対してモノ言えるのは、一体誰なんでしょうか・・・?
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花個紋時計
プロフィール
HN:
さー
性別:
女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
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