たまには私自身が最近経験したお話でもしましょうか・・・ということで、
ちょっと怖いようであまり怖くない、でもやっぱり怖いらしい怪談めいたお話を。
昼間はまだちょっと暑いし、秋の夜は長いから暇つぶしにでも。

ただし、念のため。
私、誰が何と言おうと・・・

見えません！聴こえません！

苦手な方は、つづきをご覧にならないでくださいね？

ちなみに職場でこの話をしたとき、私のあまりにも面白おかしな語り口だったのか・・・
「怖い話じゃなくなってる」
「早苗さんのせいで怖くないんですけどwww」
「他の人が雰囲気作って話をしたら怖くなるかもね。」
と、散々でした。
いや、オチも中々どうして「へ？？？」という感じなんです。。。

それは今年の８月に入ってからのこと。
拙宅の浴室の照明が急にチカチカと点滅するようになりました。
暫くは気にしていなかったのですが、あまりにもチカチカするため、照明のカバーを外してみたのです。
（もしも電球型の蛍光灯だったら、古くなってちかちかするかもしれない、と思ったので。）
ですが、照明カバーを外してみると、其処にあったのは普通の白熱電球。
冷えてから電球を外し、ためしにトイレの電球と入れ替えてみましたが、トイレも浴室も特に以上もなく点灯しています。
浴室の換気扇も正常に動いており、漏電していたり電気系統のトラブルもない様子。
（前に関○電気保安協会の方が来て見てくださったし・・・。）
とりあえず照明カバーを再び取り付け、そのままにしておきました。

その後もチカチカはエスカレートしてゆきました。
最初は長風呂しているときに数回だけだったのですが、次第に数が増えていきました。
ついには浴室に面した廊下や流しの照明も付けておかないと、突然真っ暗になって驚く羽目になることも。
・・・そんなチカチカ現象は、私が湯船にお湯をためているときには起きません。
浴室で「いざ入るぞ」という完全無防備状態のときに起きます。
私も悠長なもので「風呂くらいゆったり入りたいんですけど･･･」とぼやいておりました。

そんなことが続いたある日、遂に堪忍袋の緒が切れました。
ある夏の午後、外出先から戻ってきて・・・暑くて汗もかいたので、とりあえずシャワーを浴びようと思い浴室に行きました。
で、シャワーを浴び始めたとたんにチカチカと照明が点滅し、遂に消えました。
そこで私の何かがブチリ、と結構な良い音を立てて切れまして。

「いい加減にしろ！！！

風呂ぐらいゆっくり

入らせろ！！！」

・・・と、照明に向かって怒鳴りつけました。
すると、今までチカチカと点滅しまくっていた（そして消えていた）照明が急に煌々と灯ったのです。
そして私は普通にシャワーを浴び終えました。

それ以降、今現在にいたるまで照明は点滅しておりません。
今まで点滅していたのが嘘のように。
お陰で長風呂も楽しめております。


この経緯を職場で話したところ、最初の説明書きの通りの反応をされました。
実家に行った際に家族にも話しましたが、
「あ～、アンタ昔からそうだったよね～。気をつけなさいよ～」という反応でした。
（私自身は「見えない、聴こえない」を標榜しておりますが（実際そうなのだから）、家族からすれば色々とあったらしくて
・・・そういう反応になります。）
でも、実家の家族とは、この見解では一致しています。
「本当に怖いのは、人間だよね。」
人間は、もっとえげつないことが出来ますからね・・・。
（実は、同じ日にご近所で事件が起きてまして。寧ろそっちの話のほうが話題にされていたのです。）


・・・ね？そんなに怖くないでしょう？