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「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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ここ数週間のアレヤコレヤエライコッチャを乗り越え、ご褒美状態で行ってきました。

2013年度版のNHKほっとコンサート。
以前(確か2年前)にも、このコンサートについて記事にした記憶がございました。

当時と比較し、プログラムがものすごくグレードアップしています。
中身も小学生向けに振り仮名が付いているのは変わりないのですが、もっと興味を引くような内容となっています。
全体的に進化しております。

以前聴きに行ったときは、「N響メンバーによる吹奏楽演奏」や、本仮屋ユイカさんが司会や「魔法使いの弟子」の朗読と合わせた演奏・演出をされていて、とても楽しめる内容でした。

が、

今年も今年で、本気でした。


そうそう、タイトルの件ですが、
今年は以前と比べ、さらにデニム率が高くなっていました。
そして、浴衣姿で演奏会に来られていた方も何名かお見かけしました。
(かくいう私は夏着物で行きましたが・・・最寄り駅(原○駅)におけるあの場違い感が何とも言えませんでした。
いいじゃないか、着物で代々木公園付近を歩いていたって!!!)
浴衣でクラシック、通常のコンサートだとちょっと場違いかもしれませんが、今回のコンサートの趣旨からすれば寧ろ良いのではないかと思います。
浴衣で聴けるコンサート、最高じゃないですか!!!
(でも襟だけは気をつけてね、本当に・・・・)


続きより、今回の演目についてぐだぐだと書いております。
後日放映されますので、今から内容を知りたくないという方は続きをご覧にならないでください。
・・・でも、私が書いたものなんざ当てにならないので、お気楽にどうぞ。

「金管が元気がない、鳴っていない」と言われてしまうことのある(らしい)N響ですが、今回拝聴した席から聴いた限りではありますが・・・結構鳴っていました。
おそらく音の飛んでくる方向だったのかもしれませんが、特にホルンが凄かった。
逆にトロンボーンがちょっと聞こえづらかった(ホルンとぶつかって消されるような感じになっていた)気がします。
でも要所要所の見せ場で躍り出てきたので、おそらく座席位置や音の飛ぶ方向のせいかもしれません。
いずれにせよ、ブラスセクション全体についても、今回は結構(曲が曲なので)鳴っていたと感じました。おそらく以前聴いたときよりも聞こえた気がします。


さて、

オープニングは、最近の「題名のない音楽会」でも有名なあの序曲です。
ラストのほうのホルンのベルアップ、ちゃんと見てましたvvv

今年は「オーケストラと踊ろう」がテーマなので、前半・後半ともに「踊り」にまつわる曲が沢山。


前半は「踊りの曲にはどんなものがあるのだろう?」ということで、導入や紹介を目的としているのかな・・・と感じました。
バッハのガヴォットやラヴェルのメヌエットなどは真正面からこの疑問に応えようとしている風にも感じました(曲の形式で「ああ、ドレスとか着た人が本当に踊ってるように感じる」とイメージしやすいのではないかと)。
それと比較して、ファリャの三角帽子については「コレも踊りの曲なの?」と比較して楽しむために持ってきた感じでしょうか。
規則正しい前者と、流れるようなフレーズの後者。
その後にワルツ(超有名どころの「皇帝円舞曲」)が出て、今までの曲とは何が違うのかと考えながら聴いてみると・・・メヌエットと同じ3拍子でも成り立ちも雰囲気も全然違うし、「踊りだけでこんなにも違うものなのか」と、改めて関心を持つことが出来ました。
(そうそう、ワルツの紹介で今回のコンサートマスターの「マロさん」こと篠崎さんのお話が聞けました。キャラクターも技量も素敵です!)


後半は・・・私が最も楽しみにしていた内容だらけだったのです。
チャイコフスキーの「3大バレエ」とストラヴィンスキーの「火の鳥」(1919年版)。
しかもバレエとのコラボレーションあり。

バレエ・・・そう、オーケストラの舞台の前に、バレエ専用の舞台が作られていて、そこでバレエ団の踊りを目の前で見られるのですよ。N響の演奏でバレエが踊られる訳です。
(拙宅地方で生放送されるジルヴェスターコンサート状態、とでも言いましょうか。
バレエダンサーの方とコラボレーションしていること、結構ありますよね。)
今回クラシックファンだけじゃなくて、バレエファンや実際にバレエを習っている方が来場されていて、結構多かったみたいですね。
私の席からも、見下ろす形にはなっていましたが・・・もともとNHKホールのつくりが客席とステージが近いので、表情は見えないものの、ゴマ粒みたいでバレエ自体がはっきり見えないということはありませんでした。
寧ろ全体を良くつかめる感じで、安い席でも十分バレエを楽しめました。うん、お得。

で、「3大バレエ」については・・・私自身が演奏した経験のある曲も含まれていたり、リアルでの友人が実際にバレエの演目で踊った曲があったり・・・と、非常に「懐かしい」という視点もございまして。
特に盛り上がったのは「くるみ割り人形」のトレパークや「眠れる森の美女」のパ・ド・ドゥ。
友人が踊った「眠れる森の美女」の「長靴を履いた猫と白い猫」もあって、一人でニヤニヤしてしまいました。きっと周囲からは変な目で見られたに違いない。
(今回のコンサートでは頭は猫の被り物、しっぽ付き、でも衣装はチュチュでした。
わが友人は被り物ではなくネコミミをつけておりましたが・・・どっちがメジャーなんだろう。)
「赤ずきんと狼」も演目として出したら結構面白かったと思うけれど、時間配分もありますし・・・。
あと、個人的なわがままを申し上げれば、「くるみ割り人形」の「パ・ド・ドゥ」も見たかった!!!
(曲としては「前奏曲」で、金平糖の踊りなどの前に演奏されるものなのですが、バレエの演目の1つとして、パ・ド・ドゥの曲として使われていることが多い。
アイススケートでも結構BGMとして耳にする、ソーファ#ミレドーシラソーーーという、ほぼ下降音階で出来ている曲です。
下降する音階だけであんなにドラマチックになるんだ!!と、チャイコフスキーが大好きになるきっかけになった曲でもあるのです。)


そして、
火の鳥!!火の鳥!!火の鳥ーーーーーー!!

・・・たまにこのブログでも出てくる曲ですね。
ガス欠起こしてカンフル剤を欲するときに。
拙宅ではそういう位置づけの曲です。
(カンフル剤代わりとして、火の鳥とレズギンカ(ガイーヌ)は常備しております。)
今回は1919年版からの抜粋でしたが、プログラムに記載がなく、「1945年版だったらどうしようか」と本気で心配しました。杞憂でしたが。

金管が結構しんどい曲なのですが、寧ろ弦楽器に勝っていた・・・途中、弦楽器が消えた。
(此れはコレでどうなんだ、と言われそうですが。)
よくよく考えれば、今年の演奏会のプログラムにも含まれている演目なので・・・演奏機会が多いし慣れているといえばそうなのかもしれませんが、でも体力的にアレをラストに持ってくるのはしんどいだろうな、とか・・・。
いや、プロだからそんなことはないのだろうか。

フィナーレの変拍子(2分の7拍子)では鳥肌立っていました。
やはり生の音は違う、音だけじゃない、全身を伝ってくる振動とか、空気とか、そういうもの全てをひっくるめて鳥肌を立たせるのですから。
・・・こういうことを経験できるから、コンサートはたまらないのですよ。


アンコールについては、上記のプログラムをざっと見て「あれ?この有名どころはやらないの?」という曲でした。
私もプログラムをざっと眺めて、「あれ?」と思ったのです。
なぜこの演目なのに、有名どころでクラシック初心者でも耳にしたことがある、有名な曲が出てこないのだろうか、と。
真っ先に演目にあがりそうな曲なのに、と。

・・・まさかアンコールで持ってくるとは。。。

以前のコンサート放映でも普通にアンコールを放映していたので、今回も放映されるかもしれません。
勿論、コラボバージョンです♪


今回のコンサートも非常に楽しめましたが、何が放映されるのか、それも楽しみです。

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さー
性別:
女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。

☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
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