拙宅の『支店』が２周年突入しそうなのですが、記念日が思いっきり平日なので何かを出来るとは到底思えず・・・。
というわけで、今のうちに『かきもの』をUPしてみます。

しかしながら毎回恒例？？の『ぶっつけクオリティ』です。
（でも『ぶっつけ』のほうが高品質じゃない？というツッコミがあることも事実・・・それは如何なものか。。。）
本当はもう一つ書いてみたいネタがあるのですが、もうちょっと時期を見て取っておきます。
（其のネタはもう少ししたら、時事的に見事にぴたりと嵌る設定なので。）

御題は、こちら。
『紀伊上臈不如帰』
読み方は「きいじょうろうほととぎす」・・・「きいろ～」では無いですよ？？
（実は自分が間違えました。）

以前「植物教えてください」企画で『ほととぎす』を教えてくださった方がいらっしゃったのですが・・・その時には形にすることが出来ませんでした。
ですが、今回ふよふよとネタが思いつき、またこの『紀伊～』の花言葉が素敵だなと思えまして。

というわけで、つづきより『かきもの』をどうぞ。
ちなみに、とくにお相手は設定しておりません。
（色々な方で楽しんでください、という趣旨です。）

というわけで、拙宅一番ご贔屓のルキアさんをイメージしておりますが、
口調や言い回しを変えれば、誰でもいけるかもしれません。
（そして、お相手も・・・フリーダムに想像して頂ければ幸甚です！！！）



 『あなたの声が聞きたくて』

 
 秋空に開く金色の釣鐘花を揺らす風のような、
または高らかな鐘の音のように心をそっと震わすような、
 
その、心地よい声色を、
 
ずっと聞いていたいから、決して顔をそちらへは向けず。
あの釣鐘花のように、顔を上げもしない。
 
けれど心配は無用なこと。
 
私は泣いている訳ではない。
怒りに打ち震えている訳でも、悲しみにくれている訳でもない。
 
私は欲しいものを精一杯集めているだけ。
 
その快い響きを持つ、
その温かな響きを含んだ、
 
ずっとその　声　を聞いていたいから、この耳だけをそっと向けるのだ。
 
そして今、横顔だけを見せる私の鼓膜には、
私の求めるものが沢山届いている。
 
私の心を満たしてくれる、そのいとおしい声色が。


・・・『紀伊～』の花言葉は、今回のかきもののタイトルそのものです。
切ない響きもある意味深な花言葉ですが（所謂死ネタ的な意味で）、今回はポジティブな感じです。

顔を見せずにそっぽを向いてるって・・・何だかツンデレのツン、な感じがしないでもない。。。