「多数のわらじ」を履いている?私の、ちょっとだけ息抜きさせてもらえる場所だったり
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今年度最後のかきもの、行きます。
御題は、こちら。
チガヤ、です。漢字で書くと『茅』。
茅葺屋根の茅、のことです。
(ススキとかチガヤとか、あの辺のことを一纏めにして『カヤ』と呼んでいるのですが、厳密には違う種類です。)
ちなみに、カヤの若い茎や芽?はサトウキビのように糖分を含んでいて、甘いのだそうです。
昔は「おやつ」として齧った方もいるとかいないとか。。。
ただ、今回のかきもののインスピレーションをいただいたのは、こっち。
・・・神社の拝殿前に設置された此の輪。
『茅の輪』です。
これはくぐって厄難を祓うのですが、元々は厄難避けのために茅の輪を腰に付けたのだとか。
(此の輪を付けた人間のみ厄難を免れたという日本神話がありますね。詳細は長いので省略します。。。)
この神社でも、壁にかけるタイプの茅の輪や・・・携帯ストラップになりそうな小さい茅の輪が授与されていたような。
今回いじったのは、すみません・・・連続して申し訳ないのですが、あの二人です。
相変わらず『素直じゃないなぁ』、と思うのですが。
今年もダラダラとした拙宅のぼやき等にお付き合いくださり、誠に有難うございました!!
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
御題は、こちら。
チガヤ、です。漢字で書くと『茅』。
茅葺屋根の茅、のことです。
(ススキとかチガヤとか、あの辺のことを一纏めにして『カヤ』と呼んでいるのですが、厳密には違う種類です。)
ちなみに、カヤの若い茎や芽?はサトウキビのように糖分を含んでいて、甘いのだそうです。
昔は「おやつ」として齧った方もいるとかいないとか。。。
ただ、今回のかきもののインスピレーションをいただいたのは、こっち。
・・・神社の拝殿前に設置された此の輪。
『茅の輪』です。
これはくぐって厄難を祓うのですが、元々は厄難避けのために茅の輪を腰に付けたのだとか。
(此の輪を付けた人間のみ厄難を免れたという日本神話がありますね。詳細は長いので省略します。。。)
この神社でも、壁にかけるタイプの茅の輪や・・・携帯ストラップになりそうな小さい茅の輪が授与されていたような。
今回いじったのは、すみません・・・連続して申し訳ないのですが、あの二人です。
相変わらず『素直じゃないなぁ』、と思うのですが。
今年もダラダラとした拙宅のぼやき等にお付き合いくださり、誠に有難うございました!!
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
・・・というわけで、朽木兄妹で。
説明は省略いたします(おいおい)。
「茅の輪」
「兄様、」
「何用か。」
「あの、これを・・・。」
「草の輪、か?」
「茅の輪、です。」
「あの、その・・・現世で見たのです。これよりももっとずっと大きいのを。」
「それがどうした?」
「それは人がくぐれるほどに大きなものだったのですが、由来を聞いたところ・・・
災いをよけるまじないとして腰につけられるほどに小さなものだったのだと聞きまして。
現世でも小さな茅の輪があったのですが、あいにく込み合っていて入手できなかったものですから・・・。」
「それが何故此処にある?」
「・・・恥ずかしながら、自分で作ってみたのです。
恋次と一緒に、昔の記憶をたどって、茅が生えていた場所を思い出しながら行ってみたのです。」
「おいルキア、茅なんかどーすんだよ。」
「これでいい物を作るのだ。」
「ハァ?こんな茅で?」
「恋次、貴様にはこの茅が流魂街で暮らしていた頃に食べていた『おやつ』にしか見えなかろうな。」
「それはオメーも一緒だろうがルキア。」
「そのお陰で貴様に騙されてガマの穂を食べる羽目になったのだったな。」
「あ・・・。」
「でもルキア、いいものって何だ?」
「何のことはない、輪っかだ。」
「輪っか?そんなモン何に使うんだよ。」
「別に使いはしないのだ。ただ・・・・」
「?」
「何事も無く難を切り抜け、息災でありますように、と・・・それだけだ。」
「つまりはお守りみたいなもんか。」
「ま、そういうところだ。」
「でもそんな茅で作るもんか、そういうのってよ。」
「現世ではこういうものでもお守りになるらしいぞ。何なら恋次、貴様にも作ってやろうか?」
「オメェが作るよりも、俺が作った方が綺麗で早そうだ。」
「ほぅら、俺のほうが早い。」
「う、煩い!!」
「ルキア、手伝ってやろうか?」
「手伝いなど要らぬ!!・・・っ!!!」
「オイ大丈夫か?手を切ったか?」
「ちょっと刺したり切れたりしただけだ。」
「其れが完成するときには紅白まだらの輪っかになりそうだな。
それ以前に結構かすり傷だらけだしな。やっぱり手伝おうか?」
「いや、此れはどうしても私一人でやりたいのだ。」
「確か現世では大祓という儀式があるという。此の時期に行うのは年越の祓え、というものだそうだが。
その茅の輪を模して作ったというのか?」
「詳しい事は・・・その大きな輪の横に書かれていた由来をさっと眺めただけですので、
浅学な私にはあまり理解が出来なかったのですが、それでもこういう茅で作った輪がお守りになると知って・・・その・・・。」
「其れにしては、かなり小さいな。お前の手のひらよりも小さいが。」
「形も不恰好ですし、現世で見たものとは似ても似つかないものですが・・・・
大きさも、本当に不器用なので、ごく小さいものしか作れなくて萱を束ねて小さな輪っかにしただけの状態になってしまいました。
恋次のほうがとても器用で、もっと大きくてしっかりした茅の輪を作っておりました。
壁掛けにするとよい大きさでしたが・・・。
でも逆に此の大きさなら、気軽にお持ち頂けると思って、」
「ルキア、お前は私がそのような迷信や願掛けに左右されるような弱い存在だと思うか。」
「い、いえ、そんな・・・。」
―そうだ・・・兄様は、迷信などに左右されない方だ。
「兄様、」
「何用か。」
「あの、これを・・・。」
「草の輪、か?」
「茅の輪、です。」
「あの、その・・・現世で見たのです。これよりももっとずっと大きいのを。」
「それがどうした?」
「それは人がくぐれるほどに大きなものだったのですが、由来を聞いたところ・・・
災いをよけるまじないとして腰につけられるほどに小さなものだったのだと聞きまして。
現世でも小さな茅の輪があったのですが、あいにく込み合っていて入手できなかったものですから・・・。」
「それが何故此処にある?」
「・・・恥ずかしながら、自分で作ってみたのです。
恋次と一緒に、昔の記憶をたどって、茅が生えていた場所を思い出しながら行ってみたのです。」
「おいルキア、茅なんかどーすんだよ。」
「これでいい物を作るのだ。」
「ハァ?こんな茅で?」
「恋次、貴様にはこの茅が流魂街で暮らしていた頃に食べていた『おやつ』にしか見えなかろうな。」
「それはオメーも一緒だろうがルキア。」
「そのお陰で貴様に騙されてガマの穂を食べる羽目になったのだったな。」
「あ・・・。」
「でもルキア、いいものって何だ?」
「何のことはない、輪っかだ。」
「輪っか?そんなモン何に使うんだよ。」
「別に使いはしないのだ。ただ・・・・」
「?」
「何事も無く難を切り抜け、息災でありますように、と・・・それだけだ。」
「つまりはお守りみたいなもんか。」
「ま、そういうところだ。」
「でもそんな茅で作るもんか、そういうのってよ。」
「現世ではこういうものでもお守りになるらしいぞ。何なら恋次、貴様にも作ってやろうか?」
「オメェが作るよりも、俺が作った方が綺麗で早そうだ。」
「ほぅら、俺のほうが早い。」
「う、煩い!!」
「ルキア、手伝ってやろうか?」
「手伝いなど要らぬ!!・・・っ!!!」
「オイ大丈夫か?手を切ったか?」
「ちょっと刺したり切れたりしただけだ。」
「其れが完成するときには紅白まだらの輪っかになりそうだな。
それ以前に結構かすり傷だらけだしな。やっぱり手伝おうか?」
「いや、此れはどうしても私一人でやりたいのだ。」
「確か現世では大祓という儀式があるという。此の時期に行うのは年越の祓え、というものだそうだが。
その茅の輪を模して作ったというのか?」
「詳しい事は・・・その大きな輪の横に書かれていた由来をさっと眺めただけですので、
浅学な私にはあまり理解が出来なかったのですが、それでもこういう茅で作った輪がお守りになると知って・・・その・・・。」
「其れにしては、かなり小さいな。お前の手のひらよりも小さいが。」
「形も不恰好ですし、現世で見たものとは似ても似つかないものですが・・・・
大きさも、本当に不器用なので、ごく小さいものしか作れなくて萱を束ねて小さな輪っかにしただけの状態になってしまいました。
恋次のほうがとても器用で、もっと大きくてしっかりした茅の輪を作っておりました。
壁掛けにするとよい大きさでしたが・・・。
でも逆に此の大きさなら、気軽にお持ち頂けると思って、」
「ルキア、お前は私がそのような迷信や願掛けに左右されるような弱い存在だと思うか。」
「い、いえ、そんな・・・。」
―そうだ・・・兄様は、迷信などに左右されない方だ。
どんなに風向きが悪かろうと、その風向きさえもご自身の力で変えられて行く方。
そんな兄様に、このような願掛けの類のものは・・・不要だったな。
・・・何を考えていたのだろうか、私は。
「手だけでなく、ところどころ傷だらけだな。恋次に茅を取ってもらったのではないのか?」
「あ・・・自分で茅の中に分け入ったものですから。
不器用なのはわかっていたので、小さな輪を作るために小さくてやわらかめの茅を探そうとしたのです。」
「私の息災を願う茅の輪を作りながら、お前が難を被ってどうするのやら。」
「申し訳御座いません。」
「お前がそのような状態になってまで、私はお前に己の息災を願われたくは無いのだが。」
―お前の些細な怪我一つだけでも揺れるような私が、どうしてお前の息災を願わずにいられようか。
私自身には願掛けの類は不要だが、お前のことに関しては・・・自分でも愚かだと思うほどに些細な迷信に、いとも容易く左右されてしまう。
・・・お前にこそ、息災を願う茅の輪が必要だろうに。
「そういえば、最近・・・伝霊神機につけていた根付が壊れた。
私は御守りの類は身につけぬが、紐をつければ、其れは根付くらいにはなろうか。」
「兄様・・・・」
「しかし、私だけが草の輪をつけているのも奇妙だな。では、お前も同じ物を。」
「でも、其れを作るのが私には精一杯で、自分のは・・・・」
「ならば、此れを作った場所に案内しろ。」
「?」
「私は、お前よりは器用だ。」
・・・柘榴を手ずから竿で収穫したりする拙宅の兄様ですから、御自分でルキアのための茅の輪とかもさくっと作りそうです。
ただ、我思う・・・そんな兄様に、このような願掛けの類のものは・・・不要だったな。
・・・何を考えていたのだろうか、私は。
「手だけでなく、ところどころ傷だらけだな。恋次に茅を取ってもらったのではないのか?」
「あ・・・自分で茅の中に分け入ったものですから。
不器用なのはわかっていたので、小さな輪を作るために小さくてやわらかめの茅を探そうとしたのです。」
「私の息災を願う茅の輪を作りながら、お前が難を被ってどうするのやら。」
「申し訳御座いません。」
「お前がそのような状態になってまで、私はお前に己の息災を願われたくは無いのだが。」
―お前の些細な怪我一つだけでも揺れるような私が、どうしてお前の息災を願わずにいられようか。
私自身には願掛けの類は不要だが、お前のことに関しては・・・自分でも愚かだと思うほどに些細な迷信に、いとも容易く左右されてしまう。
・・・お前にこそ、息災を願う茅の輪が必要だろうに。
「そういえば、最近・・・伝霊神機につけていた根付が壊れた。
私は御守りの類は身につけぬが、紐をつければ、其れは根付くらいにはなろうか。」
「兄様・・・・」
「しかし、私だけが草の輪をつけているのも奇妙だな。では、お前も同じ物を。」
「でも、其れを作るのが私には精一杯で、自分のは・・・・」
「ならば、此れを作った場所に案内しろ。」
「?」
「私は、お前よりは器用だ。」
・・・柘榴を手ずから竿で収穫したりする拙宅の兄様ですから、御自分でルキアのための茅の輪とかもさくっと作りそうです。
『素直に喜んでルキアのお手製茅の輪、受け取ればいいじゃない???』
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白ルキ万歳
さー坊さん、明けましておめでとうございます!!
昨年は公私共に大変お世話になりました。
誰かが自分を気遣ってくれる・・・という事のありがたさを実感した1年でした。
さー坊さんのあたたかなお気持ちがやさしい波動になって、周りの人に幸福をもたらすようですね♪
2011年もさー坊さんにとって良き年でありますように、遠きQ州よりお祈りしております。
昨年は公私共に大変お世話になりました。
誰かが自分を気遣ってくれる・・・という事のありがたさを実感した1年でした。
さー坊さんのあたたかなお気持ちがやさしい波動になって、周りの人に幸福をもたらすようですね♪
2011年もさー坊さんにとって良き年でありますように、遠きQ州よりお祈りしております。
寧ろルキア、その茅の輪を私に頂戴!!
喪中でもなんでもないのにまだ心から新年を祝えない状況が続いておりますが・・・。
(本当にやらかしてくれました、我が馬鹿娘③(お犬様)!!
しかもいまだ逃亡中なので、正直凍えていないか不安で仕方ないのですが。)
それはともかくと致しまして、
此方こそ昨年は大変お世話になりました。
そしてPCさんの反抗期を改善するお手伝いも満足に出来ず、逆にご迷惑を色々とお掛けしてしまって・・・。
拙宅も少しは良い年になりますように、と願いつつ・・・ローガン様におかれましても良い一年になりますように、とお祈りいたします。
・・・とりあえず、他にも色々と年明け早々にあったので、行きつけの場所で護摩焚きをしてもらってきます。
(こりゃ本当にまずいぞ、という状況なので。。。)
(本当にやらかしてくれました、我が馬鹿娘③(お犬様)!!
しかもいまだ逃亡中なので、正直凍えていないか不安で仕方ないのですが。)
それはともかくと致しまして、
此方こそ昨年は大変お世話になりました。
そしてPCさんの反抗期を改善するお手伝いも満足に出来ず、逆にご迷惑を色々とお掛けしてしまって・・・。
拙宅も少しは良い年になりますように、と願いつつ・・・ローガン様におかれましても良い一年になりますように、とお祈りいたします。
・・・とりあえず、他にも色々と年明け早々にあったので、行きつけの場所で護摩焚きをしてもらってきます。
(こりゃ本当にまずいぞ、という状況なので。。。)
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花個紋時計
プロフィール
HN:
さー
性別:
女性
職業:
多数?の草鞋履き(最近少し減らしました)
趣味:
読書、音楽弾き聴き、きもの、草いじり、料理、・・・あと、かきものとか。
自己紹介:
諸般の事情から「多数の草鞋」を履くことになってしまった私です。
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
どれでもお好きなものでお呼び下さいませ♪
息抜きとして、日々のことや趣味のことも書けたら良いなと思っています。
☆名前について☆
ここでは“さー”を使っていますが、“さー坊”というのも時折使っております。
(メール送信時は、名字まで付いてます。)
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